戦後の闇市から日本一の“流通王”へ! カリスマ商売人の栄枯盛衰を描く『砂の王宮』

文芸・カルチャー

2018/4/6

『砂の王宮』(楡周平/集英社)  楡周平『砂の王宮』(集英社)は戦後の闇市からのし上がって日本一の流通グループを築いた男の栄枯盛衰の一代記であり、敗戦後の混乱期から現代まで日本の小売市場の変遷を物語の軸にした経済小説だ。  昭和22年。神戸・三宮の闇市で甘味料のズルチンとペニシリンを売りさばいていた塙太吉は、沖縄戦の... 続きを読む