【本屋大賞2019!】親の離婚、同居人も名字も何度も変わった……なのに不幸じゃない。読むだけで穏やかになれる『そして、バトンは渡された』

レビュー

『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋) 結婚式の際、教会の聖堂で花嫁とその父親が腕を組んで中央の道を歩き、正面に待つ花婿に彼女を託す――いわゆる「ヴァージンロード」歩行。これをすると父親は…

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