「すみません」「申し訳ない」の連発は女度を下げ、お金も幸せも逃してしまう!?

暮らし

公開日:2018/4/13

『笑顔をふやすだけで年収1500万円』(大東めぐみ/KADOKAWA)

 自分ひとりの時間を作ることに遠慮を感じてしまう…そういうママは多いのではないでしょうか。子供が小さければ小さいほど、預けることに罪悪感を感じてしまい、我慢するのが当たり前だと思っていませんか。
「だってママだから」「本当は出かけたいけど仕方ない」そんなジレンマから、大好きな子供のはずなのに、かわいいはずなのに、気付いたらいつもしかめっ面に…。
 ママであるあなたが笑顔になることが、家族が幸せになる第一条件なのに、それではどんどん幸せから遠ざかってしまいます。
 そこで著者のオススメは、週に一度3時間でいいから、お子さんをシッターに預けて自分の時間を作ること。
「自分の時間を作るために、子供を他人に預けるなんて、そんなの申し訳ない…」そんな声が聞こえてきそうですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

■「申し訳ない」の代わりに「ありがとう!」と笑顔を見せよう

 他人に子供を預けるのに慣れていないと、どうしても「ごめんね、預けてしまって」という気持ちになってしまいがちです。すると、そういう表情や態度になってしまうし、せっかく作った時間もハッピーに過ごせず、意味がありません。
 なので「ごめんね」ではなく「時間をくれてありがとう!」と、言うようにしましょう。
 だって、子供を預けたシッターさんはお仕事をもらえて嬉しいですし、ママであるあなた自身はリフレッシュできて嬉しいですし、リフレッシュしたお陰で子供にも優しくなれれば、子供も嬉しい!そして妻も子供も笑顔なら、旦那さんだって嬉しい!
 みんなが嬉しくてハッピーになれるのですから「申し訳ない」なんて思う必要ないのです。

 もしシッターさんではなく、旦那さんに子供の面倒をお願いしたのなら、旦那さんに「私に時間をくれてありがとう♡」とたくさん笑顔を見せてあげましょう。
 男性は、女性の笑顔を見たくて頑張っているところがあります。
 あなたが「嬉しい~!ありがとう~♡」と少し大げさなぐらいに伝えると、旦那さんも喜んでもっともっと協力してくれるはずです。
 時間がなくていつも険しい顔の奥さんよりも、笑顔の奥さんと過ごす方が、旦那さんにとっても幸せなのは間違いないのですから。

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「私はママだから頑張らないと」と、誰かに任せることに遠慮してしまい、申し訳なく思ってしまう人がまだまだ多い、今の日本。
 でも、自分の時間を作ることに罪悪感なんて持つ必要はないし、誰かにお願いしたあとは笑顔で「ありがとう!」を伝えればいいのです。
 ニコニコしているあなたの姿が、家族やまわりの人を幸せにします。それがハッピーへの近道です!

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■変わりたいなら、不快領域に踏み込もう

 ところで、あなたがいつも一緒に過ごしているのは、どんな人たちですか?
 ママ友?同僚?昔からの友達?
 いつも同じメンバーで、ランチや女子会をしていませんか?

 この、いつもと同じメンバー「いつメン」とばかり一緒にいる限りは、変われないし、やりたいことや好きなことは見つかりません。
 だってその人たちは、あなたと同じ価値観だし同じ情報しか持っていないから。
 一緒にいるのは心地良いと思いますが、そのメンバーと一緒にいては新しい世界にはたどり着けません。

 ではどうしたらいいのでしょうか。

 まず、自分やいつメンとは全然違う価値観の人たちの中に入ってみることです。
 たとえば、自分よりも圧倒的にお金持ちの人たちと一緒に行動してみましょう。今まで行ったこともないような高いレストランへ行くかもしれないし、見たことのないお洒落なお店へ買い物に行くかもしれません。
 おそらく「嬉しい」よりも「こんな高いお店大丈夫かな…」や「ちょっと恥ずかしいな…」など、居心地の悪さに心がざわつくでしょう。

 これが「不快領域」にいる感覚です。
 今までの自分や、いつメンと過ごす「普通」の外側にある世界。緊張感や違和感があり、とても居心地が悪く「不快」に感じる、これが「不快領域」です。

 今まで見たことのない世界なので、最初は心がざわつくと思いますが、この「不快領域」に足を踏み入れることで、新しい発見があります。
 もし今の自分から「変わりたい」「好きなことを見つけたい」と思っているのなら、一度この「不快領域」に足を踏み入れてみましょう。そこに身を置くことで、今まで知らなかった情報が手に入ったり、閉じていた心や意識が開いたりして、違う世界を見ることができるでしょう。

 たとえば、あなたが「ママだから」「妻だから」という価値観なら、いつメンも同じ価値観でしょう。「自分のために小さな子供を預けるなんて…」と、あなたが思っているなら、周りも同じ意見のはず。
 でももし「子供を預けるのが当たり前」の価値観の人たちの中にいたら…? 
 最初は心がざわつくかもしれませんが、そこにいることで自分の中でも「当たり前」になっていき、新しい扉が開いていくのです。

 と言っても、いつメンとのつながりを全て絶つ必要はありません。
 ワイワイ楽しくなんでも話せるいつメンとの関係は、心の拠り所にもなります。
 いつメンと不快領域、どちらもバランスよく付き合って行きましょう!

文=オカダトモコ