「人生をこじらせまくったママ」がココナッツオイルブームを起こすまで 人生の棚卸メソッドとは?

暮らし

2018/4/13

『こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。』(荻野みどり/集英社)

「4つの大学に行き、全てそれぞれ1年間で中退」
「履歴書に書ききれないほど職を転々」
「8ヶ月の赤ちゃんを日本に残して海外で活動」
「妻や嫁としての自分がだんだん絡まって結局離婚」

『こじらせママ 子育てしながらココナッツオイルで年商7億円。』(荻野みどり/集英社)では、そんなちょっと「こじらせ」てしまった著者が、「ココナッツオイルブームの火付け役」と呼ばれ活躍するようになるまでのストーリーと、自分の人生を見つめ直すアイデアが綴られています。

 著者はもともと「当たり前の環境」でじっとしていられない性格。進学では自分の夢を家庭に反対されたものの、大学に入れば「早く社会へ出たい」と中退し、就職先では長く続けて働かずに退職をくり返すなど、試行錯誤の人生でした。

 さらにその後、自分の赤ちゃんを日本に残し海外で夢を追求、そして離婚を経験。そんな著者がある時実行したメソッドが「自分をシンプルにすること」だといいます。

 著者は「女性の悩みは複雑に絡まりやすいもの」といいます。
「いい母親でありたい」「自分らしく仕事をしたい」という複数の希望が複雑に絡まりだすと、いつのまにか「自分は何がしたいのか」という本音が見えなくなります。どこかでそれをあぶりだし、整理して断ち切る必要が出てきます。その手段として提案するのが「自分の役割を整理する」こと。

 今日は、その方法を一部ご紹介します。

■早速自分の役割の棚卸をしてみましょう!

ステップ1:自分の役割を書き出す
 自分のいまの役割を「妻」「母」など一つずつ書き出してみましょう。夫の親族に対しては「嫁」という役割もあるかもしれません。他には「会社員」「事業主」「上司」「部下」または「クライアント」「発注先」など、交際のある場所によっていろいろな役割を担っていることでしょう。

ステップ2:求められていること・現状・やりたいことを書き出す
 ステップ1で書き出した役割の隣に、以下のことを書き足していきましょう。

(1)その役割に対してどんなことが求められていると思うか
(2)現状(その役割で悩んでいること、うまくいっていること)
(3)その役割で自分がしたいと思っていること

 たとえば「母親」という役割には「(1)常に子ども優先で生活するべき」「(2)保育園以外、朝晩は常に一緒」「(3)でもたまには一人で夜に外出したい」などが考えられると思います。

ステップ3:書き出したことを比べて整理する
 書き出した中で「うまくいっていないな」と思う役割をチェックします。また、「(1)求められていること」と「(3)やりたいこと」のあいだにギャップがあるような役割もチェックします。そして、どうしたらいいのかを書き込んでください。先ほどの例でいえば「夫にももっと育児参加してほしい」などが考えられますね。

■役割がスッキリすれば、自分の周りを味方につけることも可能に

 こうしたプロセスを通して、役割の優先度に強弱をつけて、自分の本音を見つけます。たとえば、「母親」として子どもといる時間を優先させたいなら、「会社員」という役割は、子育てがいち段落しそうな10年後まで取っておくという方法もあります。

 そして自分の中でこの優先順位の整理ができたら、それをパートナーや家族に話して共有しましょう。周りを自分の人生の応援団にするのです。相手に、自分がいま何を優先して生きたいかを伝えるだけで、自分が背負っている役割の負担が軽くなります。

 いかがでしたか? 日々忙しく過ごしていると、様々な役割での任務をただこなすことに必死になってしまいます。一度立ち止まり、自分が本当は何を一番したいのか、優先度の低い役割に力や時間をかけすぎていないかを落ち着いて考えてみましょう。

 自分の役割を客観視する方法がわかりやすく載っているので、女性やママだけではなく、いま忙しいと考えているどんな方でも参考にできるオススメの一冊です。

文=女生徒