毎日頑張らなくてOK!「忙しい」をちょっとでも減らす“家事貯金”

ライフスタイル

2018/4/26

『明日の私を助ける家事貯金 「忙しい」をなくす少しの工夫』(leaf 河内智美/KADOKAWA)

 家事が大好き! という人は多分少ないだろう。しかし、放っておけばどんどん溜まっていくわけで、面倒でもやるしかない。そんな、毎日仕方なくしている家事を、格段に楽にしてくれる方法がある。『明日の私を助ける家事貯金 「忙しい」をなくす少しの工夫』(leaf 河内智美/KADOKAWA)で紹介されている家事の貯金だ。

 家事を貯めるとはなんぞや? と思うかもしれない。家事貯金とは、料理、洗濯、掃除などを、その場その場でやっつけるのではなく、事前に少しずつ先回りしてやっておき、毎日の負担を減らすことだ。

本書では、
・料理貯金
・整理整頓貯金
・掃除貯金
・洗濯・収納貯金
・「いえ時間」貯金
と、5つの家事貯蓄テクを紹介。

 例えば、「食材は買ったその日に下ごしらえをしておく」という料理貯金では、卵は2〜4個茹でておく、葉ものは芯を外して手でちぎる、ブロッコリーやしめじは小分けにしておく、肉は1回分の量でラップして冷凍などなど、手間のかかることを、買い物をした日に一気に済ます。実際に筆者が試したが、その週のごはん作りが驚くほど楽になり、調理時間もかなり短縮された。本書では他にも、3日分常備菜、ドリップ出汁、かけるだけで一品できるたれ貯金……と、すぐ役立つ料理レシピも、多く紹介されていて嬉しい。

 掃除下手な筆者が、ぜひ取り入れたいと思った掃除貯金は「毎日のちょこっと掃除」。著者のleafさんが使うのは、ほうきとちりとり。台所仕事の後、見えるゴミだけを手早くサッと掃くのを習慣にしているのだそう。掃除機を出す作業は、意外と億劫なもの。これなら簡単だし、毎日のルーティンにして無理なくキレイを保てそうだ。

 本書に掲載されている、おしゃれで、すっきり片付いた部屋や、素敵な料理からは想像もつかないが、もともと家事が苦手だったというleafさん。家事貯金を編み出した理由は、多くのファンを持つブログ『10年後も好きな家』を始めるきっかけにもなった、マイホームの完成にある。

「この家を大切に、そして「いえ時間」が楽しめる空間に育てていきたい」と思うものの、仕事で疲れ切った上に家事にも追われる日々はストレスばかり。そこで、苦手な家事を毎日頑張らなくてもいい仕組みを作ろう、と考えたのが家事の貯金なのだそう。

自分なりに「家事貯金」を一つひとつ実践していく中で見えてきたものがあります。それは「心のゆとり貯金」の大切さでした。(本文より引用)

 効率よく家事をこなせるようになり、その分、増えたものは自分の時間と気持ちの余裕。心地よく整頓された我が家で、大好きなコーヒーを楽しんだり、家族と美味しい食事をしたり、ゆっくりと過ごすゆとりが生まれたそうだ。

「家事の下準備」と聞くと、反射的に「え~大変そう」と身構えてしまうが、本書で紹介されている方法は、どれも難しいものではない。中には、最初に「えいっ!」と気合いが必要なものもあるが、leafさんの素敵な「いえ時間」を見れば、家事貯金で受け取れる利子の魅力は一目瞭然。今年は「溜まる家事」から「貯める家事」へ変えて、どれだけ心のゆとりを貯金できるかチャレンジしてみるのも良いだろう。

文=吉田裕美