1日1行書くだけ! 2年間で350万円を貯めた“ズボラ家計簿”術

暮らし

2018/4/27

『「ズボラ家計簿」練習帖』(あき/講談社)

 大きな目標に向かって、毎日コツコツまじめに家計簿をつけている人も多いと思います。でも、書くたびに明らかになる支出の多さや、費目が細かすぎて、家計簿をつけること自体が嫌になったりしませんか? 目標のための家計管理も続けられなければ意味がありません。せっかくやるなら、より簡潔に、より楽しく家計簿をつけてみませんか?

『「ズボラ家計簿」練習帖』(あき/講談社)は、2年で350万円貯めたという著者がつけていた魔法の家計簿を、そのまますぐにマネできるスタイルにした家計簿で、つけていくうちにどんどんお金が貯まるポイントがいくつも秘められた一冊です。そのポイントを探るべく、この家計簿を実際に1週間ほど使ってみました。

■なんで貯められるの? そのポイントは3つ


(1)とにかくシンプル!
 家計簿って、細かい費目が多く、書くために事前に使った費用を費目別に分けておかないといけなかったりと、とにかく“面倒”なイメージがありますよね。でもこの家計簿では、そんな面倒なことはそぎ落とし、書くのは1日1行のみ。これなら、忙しい日でもなんとか続けられそう。

(2)成功のカギは「費目分け」!
 一般的な家計簿の費目を見てみると、食費、日用品費、娯楽費などの他にも、外食費、交際費、交通費、光熱費、通信費…など、どこまで細かく分けるの!? と思わずツッコミたくなるほど費目が多かったりして、それを見ただけで萎えてしまいます。でも、ズボラ家計簿では、食費、日用品費、娯楽費、特別費、小遣いというように、そもそも設定できる費目の欄が少なく、毎月管理する費目はせいぜい4~7種と、ライフスタイルに合わせてかなり絞り込むので、記入も集計もラクに。これにより支出が把握しやすく、予算が立てやすく守りやすくなります。また、費目の欄が、必ずいる支出(食費、日用品費)、なくても生活できる支出(娯楽費、特別費)というように分かれているので、ぱっと見ただけで今後見直すべきムダな支出が明確になります。

(3)とにかくズボラでOK
 家計簿をつけ始める時は、しっかり細かく内容を記録しておかなければ!と、変に力んで、「家計簿をきちんと書く」ことが目標になってしまったりしていませんか? でも、続けるうちにこれが息苦しくなって、挫折…。それでは元も子もありません。そうならないためにも、最初は「家計簿をつけることが楽しい」と思えるように、ただその日使ったお金を費目ごとに書くとか、いちいち電卓をたたくのが面倒なら、最初のうちは残高計算をしないとか、割り切ってできることだけをします。こういったズボラが、実は家計簿を長く続けるコツです。

 これら3つのポイントによって、家計簿を楽しみながらつけることができ、続けることで次第にムダな支出など、お金の流れが見え始め、結果としてお金を貯められる家計簿になっていくんだとか。

■実際使ってみると…


「ズボラでOK」「魔法の家計簿」という謳い文句に惹かれ、実際にまずは1週間ほど使ってみました。最初に使い始めて思ったのは、「とにかく書く量が少ない!」。いつもなら、その日のレシートを横に並べ、購入物ごとに細かく分けられた費目を探して記入する…ということを繰り返して、気が付けば30分くらい経っていたということがよくありました。でもこの家計簿なら、そもそもの費目が少ないので、例えばスーパーのレシート金額をそのまま食費に書くだけ、また、費目に困るようなものも、“なくても生活できるもの”は娯楽費というルールがあるのですぐに仕分けられ、とにかく簡単に家計簿をつけることができ、たった3分で終了。しかも、最初の1カ月は残高計算しなくてもOKなので、家計簿をつけているにも関わらず、1回も電卓をたたくことがありませんでした。これを続けていけば、自然とお金が貯まる家計簿になるなんて、まさに「魔法の家計簿」!


 また本書には、費目分けのコツやクレジットカードの賢い利用方法、上手に貯めるための改善策を紹介する「貯められないタイプ別診断」などもあり、賢く家計簿をつけるための秘策がたくさん紹介されていて、読み物としても勉強になります。

■お金は“ズボラ賢く”貯めよう!

 今までいろいろな家計簿を試してきましたが、書く内容が細かく、全体像を見つめ直す前に挫折してばかりでした。でも、最初から「ズボラでいい」と言われると、気負う必要もなく、自分ができる範囲で書けるので、家計簿をつけることが全く苦に感じませんでした。むしろ、これを続けていくことで見直す部分が明確になり、結果お金が貯まると言われれば、それを楽しみに家計簿を続けられそうです。家計簿挫折経験者の皆さん、一緒に「ズボラ賢く」お金を貯めてみませんか?

文=JUNKO