誰もが移民になりえる時代に。失われた言葉を探して旅する先で見つけるものとは『地球にちりばめられて』

文芸・カルチャー

2018/6/15

『地球にちりばめられて』(多和田葉子/講談社)  同じ日本語を話していると思うから喧嘩になるんだなあ、と思うことがある。言葉の力を信じすぎているのかもしれない。話せば、伝わる。伝わらないのは、言葉が足りないから。でも言葉を尽くせば尽くすほど、理解から遠ざかることは少なくない。それに気づいたのは、すれ違い続ける二人のあ... 続きを読む