<月の食費を-3万円>「何かに使えそう」は使えない! 冷蔵庫の中をコントロールして節約する方法【やってみた】

暮らし

2018/7/9

『節約女王のお金が貯まる冷蔵庫』(武田真由美/主婦と生活社)

 7月に入り、夏の大掃除として冷蔵庫の中をきれいにされる人もいるのではないでしょうか。でも、いつものように掃除するだけではもったいない! 実は、冷蔵庫の中を意識して整理するだけで、なんと月の食費を-3万円にすることも夢じゃないんです。その整理法を紹介したのが『節約女王のお金が貯まる冷蔵庫』(武田真由美/主婦と生活社)です。ここには、料理や節約が苦手な人でも簡単に実践できる、冷蔵庫内管理法が細かく紹介されていて、このワザをマネするだけで、自然とお金が貯まる冷蔵庫にしてくれるんだとか。そこで、今回はこの中で紹介されている、今すぐ始められるワザ5つを冷蔵庫の部屋別に実際に試してみました。

まず冷蔵庫内管理をする前にやること

 いきなり冷蔵庫の中を管理する前に、まずは以下の5ステップを踏んで、今の庫内の状況を把握します。

①一度ぜんぶ出してみる
 庫内にあるもの全部出してみると、次々に食品たちが出てきて、その中には久しぶりに目にするものもあって、唖然とします。

②庫内をきれいに掃除する
 全部出したら、庫内の汚れをきれいに拭いてピカピカにすることで、このままきれいに使いたいという気持ちがわき起ってきます。

③戻すもの、捨てるものに分けてみる
 出したものをもう一度庫内に戻す際に、しっかり見ておきたいのが“廃棄するもの”。これをお金にするといくらになるのかを考えておくと、今後購入する際に、「やっぱりいらないかも」と思いとどまるようになります。

④自分の「買いぐせ」を見直す
 捨てる前に、ダメにしてしまった食材を、もう一度よく眺めます。そうすると、健康食品に弱い、激安食材に弱い…など、自分のウィークポイントが見えてきます。これが結果的に、お金のムダであり、自覚して直すところになってきます。

⑤置く場所を考えて決める
 冷蔵庫の中にも使いやすい位置、使いにくい位置があり、それぞれのスペースを上手に使うために、何をどこにしまうか、ざっくりと定位置を決めます。その際に意識するのが“見やすく取りやすいこと”。これにより、在庫管理がひと目でわかるようになります。

 次からはいよいよ実際の管理方法を紹介します。

実践1 冷蔵室編「奥まで見渡せるようにコの字配置に」(P.23)

 まずは冷蔵室から。冷蔵室は、食材の一時置き場として考え、使い残しが出ないように見やすく整理することが大切です。その中でも、2~3段めは使いやすい位置なのですが、その反面、何でも突っ込んで、奥のものが見えなくなりやすいので、ここは、手前真ん中はなるべくあける“コの字”配置にします。これにより、全体がすぐ把握でき、使い残しをなくします。また、全体が見えやすいので扉を開けている時間も短くなり、電気代節約にもなって一石二鳥!

実践2 ドアポケット編「小さな調味料はまとめておく」(P.35)

 ドアポケットは、細々したものを保管しがちで、気がつけば冷蔵庫の肥やしになっているものも…。そうならないためにも、保管場所を決めて管理するのが大切です。例えば、お弁当や総菜を買ったときにもらうしょうゆや、納豆についているからしなど、そのとき使わなかったとしても、小さな容器にまとめ、ドアポケットの定位置に保管しておけば、調味料として使え、節約になります。

実践3 野菜室編「ハンパものはまとめて、使い残さない」(P.41)

 野菜室は、大きなものから小さなものまで、いろいろな形・大きさの野菜を入れたりするので、ごちゃごちゃしがち。これにより、まだ使いかけのものがあったにも関わらず、また新しいものを購入してしまうことも。そうならないためにも、ひと目で在庫がわかるようにする必要があります。例えば、ハンパに使い残した野菜を確実に使いきるために、上段トレーの手前部分に、ケースなどに“まとめて”置いておくことで、早く使いきるものとして意識づけることができます。

実践4 冷凍室編「ひと目で中身がわかるラベル管理で、使いきりを徹底」(P.46)

 冷凍室は、保存がきくので、ついつい食品を買いすぎ、ここに入れがちです。でも、結果的に食べきれず、食材が化石化して、捨ててしまうことに…。そうならないためにも、冷蔵室、野菜室以上に整理し、保存は長くても1ヵ月くらいにし、どんどん回転させる必要があります。例えば、お買い得品として買った肉などは、使いきりしやすい量に小分けし、種類ごとに容器に入れて保存します。その際には、側面にラベルを貼り、何が入っているかがひと目でわかるようにしておくと、在庫管理やしやすく、買いすぎを防ぐことができます。

実践5:冷凍室編「野菜は生のまま冷凍し、おいしく使いきり」(P.50)

 通常野菜は、野菜室で保存し、そこから使うことが多いと思います。でも、意外と使いきるのが難しく、ここで腐らせてしまうこともしばしば…。そこで、もしすぐに使う予定がなければ、買ってきた野菜を生のまま冷凍してしまいましょう。洗ってよく水をきり、使いやすい大きさに切って保存袋に入れ、冷凍室へ。冷凍することで細胞が壊れ、味がよくしみ込みやすくなったり、きのこは、冷凍したほうが栄養価が高くなることも。食べたい時には、冷凍のまま鍋に入れられるのも嬉しいポイント。このように、野菜を冷凍することで、ダメにしてしまうことがなくなり、結果的に節約につながります。

 ここで紹介したこと以外にも、「とりあえず冷蔵庫へ」という意識をやめる、「何かに使えそう」は使えない、お徳用サイズは買わないなどといったようなことを、日頃から意識するだけで、お金が貯まる冷蔵庫になるそうです。

無駄なものをなくし、買ったものをきちんと使いきる、これが食費削減へのカギ

 今回、お金が貯まる冷蔵庫の作り方として、いくつかの方法を実践してみましたが、結局のところ共通して言えるのは、「無駄をなくし、最後まできちんと使いきる」こと、これにすべてが集約されます。無駄がなければ冷蔵庫もすっきりし、あるものがきちんんと把握できるので、最後まで使いきることが可能。これによりお金も貯まる。とってもシンプルな流れですが、いざ生活しているとなかなか難しいですよね。ただ、意識するのとしないのとでは、結果がかなり違ってくるので、まずは紹介されているような管理法をマネして、意識する習慣を身に付けましょう。そうすることで、いつか自分で自然と管理できるようになり、食費削減へとつながっていくはずです。

文=JUNKO