永遠に終わらない恋がしたい…彼氏や夫に溺愛される女子になる方法

恋愛・結婚

公開日:2018/7/14

『終わらない恋のはじめ方』(萩中ユウ/WAVE出版)

 過去に痛い失恋や悲しい別れを経験した人ほど、「永遠に終わらない恋がしたい」と強く思ってしまうものだ。しかし、そうは思っても、気が付けばまた自分だけが苦しむような恋を繰り返してしまっている方も多いのではないだろうか。

 そんな悲しい恋愛から脱却したい方のバイブルとなってくれるのが、『終わらない恋のはじめ方』(萩中ユウ/WAVE出版)だ。本書では、愛妻コンサルタントである萩中ユウ氏がさまざまな恋愛の悩みに解決法を与えている。辛い片思いをしている。結婚できずに焦っている。夫との関係がうまく築けない。こうした悩みを抱いている方は本書で、自分の中に根付いてしまっている価値観や考え方を変えていこう。恋の結末は自分の手でどうとでも作っていくことができるのだ。

■「不幸の先取り」をしていると恋は終わる

 大好きな人と付き合うと、恋愛の悩みはむしろ増えていく。彼氏への気持ちが強くなる分、元カノの存在や彼氏の過去が気になってしまったり、嫌われるのが怖くて自分の気持ちをうまく伝えられなくなったりもするだろう。

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 しかし、こうした不安を抱くことはいわば、「不幸の先取り」になってしまっているのだと、萩中氏は指摘している。なぜなら、彼女というポジションになれているという事実があるのに、それを受け止めず、目の前に広がっている幸せを疑い、不安を予期してしまっているからだ。

 彼氏を疑いながら付き合い続けていれば、浮気をされても受けるショックは少なくなるだろう。けれど、自己防衛という心の準備をしながら彼氏と繋がっている恋愛は果たして“幸せ”なのだろうか。心の中ではいつも疑っているということを知れば、彼氏だって悲しい気持ちになるはずだ。

 そんな自分の考え方を変えたいと思っている方は、萩中氏のこの言葉を心の中で噛みしめてみてほしい。

不幸な出来事に対する心の準備については“あきらめる”ことが必要です。そもそも、準備なんて不可能なのだから。あきらめるというのは、「起こることは受け止める」という覚悟を持つこと。これは絶望ではなく、前向きな考え方です。そして、先回りする妄想力ではなく、何か起こった時の“対応力”を身に付けましょう。

 永遠に終わらない恋愛は受け身のままでは、得られない。相手と心から向き合う覚悟を持ってこそ、ふたりの関係は深くなる。いつも、心が傷つかないように予防線を設けてしまう方は、一度自分の恋愛に覚悟を持ってみてほしい。

■夫婦関係をもっと楽しむコツ

「妻という肩書きに甘えてしまっていませんか?」この言葉にハっとさせられる既婚女性は意外に多いのではないだろうか。どれほど、一生傍にいたくて結婚した相手でも、年月が経つにつれ、嫌気がさし、一緒にいる意味が分からなくなってしまうこともある。そうなると、夫に対してキツく当たってしまったり、「結婚したこと自体が間違いだったのでは…?」と考えてしまったりもするが、夫との向き合い方を変えていけば、夫婦関係をよくしていける。

 夫婦は接する時間が長くても、もともとは血の繋がっていない他人同士である。だからこそ、価値観の違いに正面から向き合い、話し合いをしていくことが大切になる。そのためにはお互いが納得して話し合いができるよう、「話し合いの目的を常に意識すること」と「どちらが正しいかに固執しないこと」を意識することが重要になってくるのだそう。

 話し合いで自分の気持ちばかりを押し付けたり、相手を言い負かそうとしたりすると、ふたりの間にある溝が余計に開いてしまう。話し合いは喧嘩でもなく、勝ち負けが存在するものでもないということをお互いが理解していけば、夫婦関係をもっと楽しむきっかけが作れるのだ。

 夫婦になるとカップルのときよりも話し合わなければいけないテーマが増え、相手の価値観と真剣に向き合う機会も多くなる。だからこそ、相手を思いやった話し合いで心を近づけていくことが、未来の笑顔に繋がっていく。

 片思い、結婚、復縁、不倫…などあらゆる恋愛の悩みを解消してくれる本書には、実際に萩中氏のもとに寄せられたリアルな恋愛の悩みも収録されているため、自分の気持ちに合った解決法が発見しやすい。「自分の恋愛に自信がない…」と嘆いている方こそ、自分を責めない幸せな恋のはじめ方を学んでみてほしい。

文=古川諭香