暑すぎてランニングとか無理…そんなダイエッターに朗報！　家で簡単にやせられる「ミオドレ」ってなに？

　猛暑、酷暑の続く日本列島。「外に出てランニングやウォーキングなんてとても無理」と、ダイエットを断念している方も多いはず。そんな方々に朗報です。本記事で紹介する「ミオドレ」なら、家にいながら簡単に痩せることができるのです。

　その教材となるのが、『ミオドレ「ゆび押し」ダイエット 押す→つまむ→流すの3ステップで脂肪にアプローチ! 「ミオドレゆびグローブ」つき (レタスクラブムック)』（小野晴康、藤田英里/KADOKAWA）です。

　ミオとは筋肉、ドレとはドレナージ（デトックス）のこと。つまり「筋肉をデトックスして美しくなる」ために開発されたマッサージ法が「ミオドレ」です。
　開発したのは、本書の監修・著者である、小野晴康さんと藤田英里さん。お二人とも理学療法士で、アンチエイジングサロン「ソリデンテ南青山」を経営されています。

　理学療法の理論をベースに、長年の経験を加えることで生み出された「ミオドレ」は、不調を取り除き“健康な体こそ美しい”をコンセプトにしたメディカルハンドセラピー。不調のあるところにアプローチするため、まずは体が軽くなる、むくみがなくなる、疲れにくくなるなど、体調がよくなります。その後、代謝が上がってサイズダウンしてくるのだそうです。

●サロンでしか体験できなかった「ミオドレ」が自宅でできる！

　本来ならば、サロンでセラピストさんに施術してもらうのですが、なんとそれを自宅でセルフでできるように開発されたのが、本書。そのため本書には、「ミオドレゆびグローブ」が付属しています。このグローブを左右、時にはどちらか片方の手だけに装着し、あとは本書のガイダンスに従って、「押す」「つまむ」「流す」という3Stepを指示通りに実践するだけでOKなのです。

「でも、運動しないと脂肪は燃焼しないのでは？」と思われる方も多いでしょう。ですが著者は本書にこう記しています。

実は、毎日同じ運動をしていると特定の筋肉ばかりが刺激されて硬くなり、逆に脚や腕が太くなる原因になります。脂肪を燃やすためには、筋肉を鍛えるよりも、ほぐすことが大事。筋肉をやわらかくして、脂肪を燃焼しやすい、よく動く筋肉にすることが大切です。

　それを叶えてくれるのが、ミオドレの3Stepであり、そのために特別に開発されたゆびグローブというわけです。

●「痛気持ちいいくらいの強さ」で実践してみましょう！

　この3Stepを「痛気持ちいいくらいの強さ」で実践すると、皮下脂肪の下の筋肉までカバーし、筋肉がよく動くようになるため、脂肪が燃焼します。さらに、血流がよくなり細胞の隅々に栄養が運ばれて代謝がアップすることで、やせるだけでなく、うまれつきだとあきらめていた「骨格さえ変わってくる」効果が期待できるそうです。

　実践の仕方はとても簡単です。本書には、部位別に、グローブをどう装着し、どう3Stepを行うのかが写真付きで解説されています。もう後は実践あるのみ。所要時間も長くかからないため、空いた時間で「ミオドレ」を習慣にしてしまえば、すぐにその効果を体験していただけることでしょう。

　また、グローブは持ち運びも手軽です。次回は、「オフィスで実践するミオドレ」をお届けいたします。ぜひ、お楽しみに！

文＝松本ひろこ