子どもができない共働き夫婦、シングルマザー、家族の絆。江戸幕末の寄席が舞台の「人情物」

文芸・カルチャー

2018/9/5

『すててこ 寄席品川清洲亭 二』(奥山景布子/集英社) 『すててこ 寄席品川清洲亭 二』(奥山景布子/集英社)は、幕末の品川で、念願の「寄席」を開業した不器用な大工の秀八(ひではち)が、恋女房のおえいや周囲の人々に支えられ、慣れない席亭(経営者)として奮闘する、人情たっぷりの時代小説である。  本作ほど「人情物」とい... 続きを読む