9割の人が間違った入浴法をしている!? 心身の不調を解消する正しい手順って?

健康・美容

2018/10/24

「疲れやすい」「ダイエットしても痩せない」「いつもイライラする」「生理痛がひどい」心身にこうした悩みが現れるのはもしかしたら日頃、間違ったお風呂の入り方をしているせいかもしれない。

 お風呂であたたまっても、お風呂上がりに脱衣所で既に寒さを感じたり、布団に入っても手足が冷たくてなかなか眠れなかった経験はないだろうか?
 それは、お風呂の入り方が間違っている。「体質」ではなく、入り方のミスなのだ。

 なんとなく「お風呂は体にいい」とはわかっていても、おろそかにしがちなお風呂。仕事や飲み会で帰宅が夜遅く、シャワーだけで済ませていたり、子育て中などで入浴の時間をゆっくり取れない人も多い。そもそも一人暮らしで、湯ぶねにお湯をためるのが面倒だという人もいるだろう。

 そんな忙しい人でも、「効果的な入浴」ができるお風呂の手順やちょっとしたコツが紹介されているのが『ぐっすり眠れる、美人になれる! 読む お風呂の魔法』(小林麻利子/主婦の友社)。心身を健康に導くお風呂の入り方が図解でわかる、まったく新しい健康本だ。

「お風呂の入り方」など、学校では習わないし、自己流で済ませている人が大半だろう。だが、そのお風呂の入り方をほんの少し変えるだけで、魔法のように自分の体が変わるのだ。

 お風呂は、ただ体を洗浄するためのものではない。「熟睡」をもたらす最大のツールになりうる。

 よい睡眠を得るためには、内蔵や脳などの「深部体温」をいったん上げてから「急激に下げる」ことが必要。何もしなくても、寝る前には体温は下がってくるが、「適切に」「正しく」お風呂に入ることで、深部体温が0.5度上がり、その反動で急激に下がる。これが、お風呂が眠りに役立つ最大のポイントだ。

 ただお風呂に入るだけでは、深部体温が上がらない。この正しい入浴法を知っていれば健康もキレイも全て手に入ったも同然。翌朝の体調が大きく変わるのを実感してみてほしい。

■心と体が元気になる、正しい「入浴のお作法」とは?

 入浴によって心身の健康を保っていくには、まず正しい入浴手順をマスターしよう 。

 お風呂に入るときの順番を深く考えたことなどない人が多数派だろうが、実は手順こそが重要。

 湯船につかってから、最後に洗髪を行う人は多いかもしれないが、そうすると洗髪中に体が冷えてしまう。軽く湯船に浸かる「プレ入浴」をしてから洗髪し、その後にしっかり「本番入浴」することがポイントとなる。その際は、時間や温度に変化をつけることも大切だ。

■お風呂の入り方、どこが間違っているかセルフチェック!

 お風呂の入り方はライフスタイルによって異なるため、自分の入り方のどこがどんなふうに問題であるかは自分ではなかなか気づけないもの。

 巻頭の「お風呂タイプ診断」で、自分の入浴法は正しいのかをチェックしてみよう。
「入浴してから就寝までに2時間以上たつ」「夜は入らず、翌朝お風呂に入るときがある」「追いだき機能がない」など、意外なポイントが問題かもしれない。

■半身浴はメリットあり? 間違ったお風呂のウワサ

 美容に対して高い意識を持っている女性の中には、半身浴を実践している人も多い。しかし、実は半身浴には意外にデメリットが多い。

 例えば、20分未満の半身浴はシャワー浴と変わらず、逆に長時間半身浴をすると肌の保湿成分が流出してしまい、肌の乾燥を加速させてしまう恐れがある。そして、半身浴は水面から出る身体の面積が大きいため、全身浴と同じ温まり度を得るのに時間がかかってしまうのだ。

 本書には、こうした正しい知識のほかにも、くびれを作る「風呂トレ」や冷え性を改善する入浴法など、お風呂にまつわる様々な知識が所せましと収められている。

 私たち日本人にとって、お風呂は欠かせないもの。毎日何気なくしている「入浴」も、方法を少し変えるだけで、体、見た目、心など日々のコンディションをグッとよくすることができる。

「お風呂はちょっと面倒くさい…」――そう思っている人でも、お風呂に入るのが楽しみでたまらなくなる一冊だ。

著者プロフィール
小林麻利子(ナイトケアアドバイザー/睡眠改善インストラクター)

生活習慣改善サロンFlura主宰。ナイトケアアドバイザー。睡眠改善インストラクター。最新の研究を元に、サロンに通う女性の体の悩みにアドバイス。入浴や睡眠を中心とした、生活に合った実践的な指導が人気を呼び、延べ1700名の女性の悩みを解決、サロンは予約一年半待ちの人気。温泉入浴指導員、ヨガインストラクター、アロマテラピーインストラクター、食生活管理士、上級心理カウンセラー。講演やweb連載のほか、テレビ・雑誌でも活動中。著書『美人をつくる熟睡スイッチ』(GB)、『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)も好評発売中。