「自分が自分でなくなってしまう」恐怖と必死で戦っている人々――「もの忘れ外来」を舞台にした感動の医療小説

文芸・カルチャー

2019/1/3

『永善堂病院 もの忘れ外来』(佐野香織/ポプラ社)  なぜ人は死や病、孤独や不安を恐れるのか。生きるうえで誰もが関わることでありながら、つい目をそらしたくなってしまうという人は少なくない。辛いことや苦しいことがあると、その出来事に向き合うことだけではなく、人と関わることや生きることそのものにすら身構えてしまったり、憶... 続きを読む