「八咫烏」シリーズの阿部智里、初の現代小説! 昭和と平成が重なり合って“発現”する恐ろしき正体とは?

文芸・カルチャー

2019/1/30

『発現』(阿部智里/NHK出版)  統合失調症という病気がある。症状のひとつにあげられるのが、現実にあるはずのないものが見えてしまう、というものだ。誰かが自分を監視している。いるはずのない誰かの気配が家の中に漂っている。ないものをあると思いこみ、助長した不安と猜疑心がさらに現実を歪めていく。だがもし本当に、幻影ではな... 続きを読む