「じゅうげき」で兄は死んだ――6歳児の視点で描く、銃乱射事件の傷

社会

2019/2/1

『おやすみの歌が消えて』(リアノン・ネイヴィン:著、越前敏弥:翻訳/集英社)  幼い子どもを主人公にしたシリアスな小説で、読者が違和感を覚えることが多いのは、語り口があまりにも大人びてしまっているからである。子どもが考えるはずもない政治性を主張し始めたり、性格が完璧すぎたりして「小さな大人」を見せられている感覚に陥っ... 続きを読む