三歩下がって…なくても夫婦円満! やりたい事をやる妻が夫を幸せにする理由とは?

恋愛・結婚

2019/2/3

『夫を最強のパートナーにする方法 2人で理想の未来を叶えていく』(ヒロコ・グレース/大和書房)

 突然だが、夫婦関係に悩んでいる世の既婚女性に質問したい。普段の夫婦生活を振り返ってみると、あなたは次の項目にいくつチェックがつくだろうか。

□自分ばかりが家事や育児に勤しんでいると思い、毎日夫と喧嘩している
□夫はいつも不機嫌で、夫婦の会話がない
□夫を尊敬できなくなり、離婚も頭をかすめるほど、どうして結婚したのか分からなくなっている
□いつからか、夫に女性として見られなくなった気がする
□夫に負けたくないと思い、つい張り合ってしまう

 こうした負のサイクルが続くと、毎日の生活が息苦しく感じられるもの。「運命の人だと思って結婚したのに、選択を間違えたのかも…」と思ってしまうこともあるはずだ。

 しかし、悪化してしまった夫婦関係は私たち妻の意識を変えることで立て直すことができる。それを教えてくれるのが『夫を最強のパートナーにする方法 2人で理想の未来を叶えていく』(ヒロコ・グレース/大和書房)だ。

 恋愛・夫婦関係研究家としても活躍している著者のヒロコ氏は、15年以上住んでいたアメリカから帰国した際、日本人女性を苦しめている“女性への古い価値観”に驚いた。そこで、女性の生き方に対する価値観を変えながら、3ステップで愛が溢れる“夫婦改善プログラム”を伝授すべく、筆を執ったのだ。

 ヒロコ氏が教える“夫婦改善プログラム”は、妻が自分を満たすことに重きを置いているのが特徴。妻が幸せになることで夫も幸せになれるという、夢のようなハッピーサイクルを実現するには一体どのように行動していけばよいのかを、本稿ではご紹介していきたい。

■息苦しい夫婦関係は妻の機嫌で変えられる!

 夫を最強のパートナーにしたいのに、なぜ妻が満たされることを重視していくのだろう…。本書を見た読者の中には、そんな疑問を抱える人もいるかもしれない。しかし、それには明確な根拠がある。

 ヒロコ氏によれば、アメリカのミシガン大学研究所が行った研究により、「長く幸福な結婚生活では、夫の幸福よりも妻の幸福がより重要な影響を持つ」という結果が発表されているのだそう。これはいわば、夫は妻が幸せであれば幸福感を抱けるということだ。

 男性は私たち女性が思っている以上に、繊細な生き物である。不機嫌な妻を見ると、男性としての存在価値が下がったように思え、自尊心が傷つけられてしまうのだ。

 だからこそ、普段のなにげない行動で夫の心を傷つけていないか、3つのポイントをチェックしてみてほしい。

・相手を否定する
・機嫌が悪く、不幸せ感を出している
・妄想を膨らませ、悲劇のヒロインになっている

 女性は自分の気持ちを察してほしいときにこうした言動をしてしまいがちだ。しかし残念なことに、これでは夫に気持ちが伝わりにくく、夫婦間の溝がさらに深まってしまう可能性がある。

 そこで実践してほしいのが、「夫の前で機嫌よくいること」だ。妻がいつも自分の前で機嫌よくいてくれると夫は「自分と一緒になれて幸せなんだ」「俺は妻を幸せにできているんだ」と自信を持つことができる。夫を最強のパートナーにするにはまず、こんな風に夫自身に「存在価値が上がった」と感じさせることが大切なのだ。

 また夫の存在価値を上げるときは、自分の価値を伝えていく努力もしてみよう。子どもが生まれると多くの女性は母としての時間に全力を注いでしまいやすいが、夫や子どもよりも自分を優先する習慣をつけていこう。

 例えば、スケジュールを自分の予定から埋めていったり、「自分はどうしたいのか」という心の声に耳を傾けたりして、妻や母ではない存在価値を築き上げていってほしい。妻の幸せは夫の幸せであるからこそ、妻が幸せになれれば、夫婦としても幸福を感じられるようになっていく。

「結婚をしても子どもがいても、やりたいことはあきらめない」――妻がそんな自尊心を持つことこそが、結果的に家族みんなの幸せに繋がっていくのだ。

■夫をやる気にさせる「現代のアゲ妻」とは?

 夫のことを大切にしたいと思っている方は日々、「いい妻」であろうと努力を惜しまない。だが、夫にやる気を出させたいときは「いい妻」を卒業し、「媚びない妻」になってみよう。「媚びない妻」になるには2つのポイントを押さえ、毎日の会話の質を高めていってほしい。

 まずひとつめは、夫と話しているときに分かったふりをしないこと。夫があなたの知っている話を始めたとしても、あなたの想像していることと夫の言おうとしていることは別物かもしれないのだ。そのため、「それってどういうことなの?」という一言が夫婦の仲を深めてくれることだってあるの。

 そしてもうひとつのポイントは、「疑問に感じたことを何でも言葉にしてみること」だ。特に、夫の仕事に関する話は疑問があってもスルーしてしまいがちだが、疑問を突き詰め、一緒に考えるというスタンスを貫いていくことが重要。自分の話を親身に聞いてもらえたら、夫も妻の話をしっかり聞こうと思え、よいサイクルが生まれていくのだ。

 日本では、年々離婚率が高くなってきており、今や3組に1組が離婚しているのが現状だ。だが、離婚を考える前に「夫を最強のパートナーとして生まれ変わらせる」という選択肢もあるのだということを知ってほしい。ヒロコ氏が本書内で伝授してくれる“夫婦改善プログラム”は、遠き日に誓い合った“永遠”を思い出すきっかけも与えてくれるだろう。

文=古川諭香