朝15分で絶品弁当がラクラク完成! その秘密は、メニューと段取りを「考えない」こと

食・料理

2019/2/25


「お弁当作りをラクにして!」という声からうまれた本

「お弁当づくりがめんどう」「朝、起きたらできていないかな」「誰かかわりに作ってくれたらいいのに」と思うことはありませんか?

 でも、からっぽのお弁当箱は嬉しいし、おいしそうと言われるとやる気がでる。ごちそうさまの声を聞くと、また作ろうと思いますよね。

 お弁当作りが楽しかったら、いいのにな。そんな気持ちは、誰しも心のどこかにあるのではないでしょうか。

 少しでもラクに、おいしいお弁当を作りたい。そんな気持ちにこたえてくれるのが、前田量子さんが提案する『考えないお弁当』(主婦の友社)。

「メニュー、段取りを考えるのが、大変なんですよ」という前田さん。「だから、私がみなさんにかわって、おいしく、あきなく、作りやすいようメニューと段取りを決めました」


提案する前田量子さんは、リケ女の管理栄養士

 実は前田さんは、理系出身の管理栄養士。小さい頃から、「なぜ?」「どうして?」と、いろんなことが不思議でたまらず、小学生の頃、水たまりを見ていて、「なんで水たまりは平らに凍るのに、霜柱は縦に凍るの?」と足が動かなくなってしまったこともあるのだとか。大きくなってもその気性はそのままで、大学は理系に進学。

 なのに、どうして料理の道に進んだか?

 それは、「料理こそ、理論に基づいて作ると最高においしい! ということを伝えたいから」と前田さんは語ります。「すべての人がおいしいと感じる塩分濃度は、約1%。これは、血液に近い濃度だから。お弁当は、少し濃いめの1.1-1.2%にすると、冷めてからもおいしくいただけます」

保育園の給食形式がムダなく安く作るのにはベスト

 前田さんは、いままで保育園で献立を立てたり、給食を作ったり、病院で働いたり、カフェを経営したり、さまざまなシーンでおいしい食事について考え、作ってきた経験があります。

「なかでも、保育園での献立作りは、安くムダなく作るのに参考になりました。最初に、2週間分くらいの献立を決定するのですが、決め込んでしまうのがカギなんです」。え? お買い得商品とか特売を利用したいのですが? 「それもいいとは思いますが、なるべく時短で安く作りたい、というときは、最初に決めたほうが、結局はムダが出ないのです」

 そんな経験をいかして、今回の本では、毎日「おいしい!」という声が聞こえるお弁当を、4週間分20個、提案してくれました。





お弁当箱は、丸や四角、二段など、よく使われている形を選びました

メニュー、段取り、栄養バランス、コスパがかんぺき!

「メニューと段取りが決まっているとラクですが、外せないのが、栄養バランスとコスパ。料理教室の生徒さんからも、栄養バランスがととのっているお弁当を作りたい、というリクエストがたくさんあります。そして、主婦としては、安くておいしいのは外せない」

 ポイントをもう少し詳しく解説すると…

(1)メニュー
 保育園の給食の献立作りの経験からメニューは週単位で決め、ローテーションが◎

(2)栄養バランス
 簡単に栄養バランスがとれる魔法の詰め方がある! 管理栄養士の知識をいかして、たんぱく質、脂質、炭水化物のバランスがとれるおかずの組み合わせを提案。

(3)段取り
 まとめて切る、いっしょに焼くなど、作業をまとめると時短

(4)コスパ
 週単位でリストを作って買い物をすると余分なものを買わなくて、結果、お得



 昨年4月から、息子さんのお弁当作りがスタートして、毎朝、実際に作ってみながら、より手早く美味しくするワザや知恵を身につけていったという前田さん。

「食べることは生きること。だから、毎日おいしく食べて、元気に過ごしてもらいたい。読んでくれた皆様の役に立ちたい、という一心で考えました」

『考えないお弁当』では、レシピはもちろん、段取りをわかりやすくタイムスケジュールにして紹介しています。この誌面は、なかなか画期的。ぜひ、マネしてみてください。おいしい!という声と笑顔が広がるはずです。

撮影=大井一範