「ぼくたちは、殺した命に責任がある」――ジビエを通じて描かれる、人間の営みと大人の成長物語『みかんとひよどり』

文芸・カルチャー

2019/3/1

『みかんとひよどり』(近藤史恵/KADOKAWA)  昨日の夕飯に、なにを食べたか思い出してみてほしい。肉だろうか? 魚、それとも野菜? パンや米飯だけ? おそらくほとんどの人が、なんらかの形で動植物を口にしたことだろう。よっぽどケミカルなものしか口にしていないという人以外、あなたは昨夜、生きものを殺したのだ。あなた... 続きを読む