「超クレイジーだな」“即席ラーメン”の特許を開放した萬平に称賛と動揺の声【ドラマ「まんぷく」第22週】

エンタメ

2019/3/6

『NHK連続テレビ小説 まんぷく 下』(福田靖:作、田渕孝:ノベライズ/NHK出版)

 2月25日(月)~3月2日(土)にかけて、NHK連続テレビ小説『まんぷく』第22週「きれいごとは通りませんか」が放送された。この週で、発明家・立花萬平(長谷川博己)がとった驚きの行動に大きな反響を呼んでいる。

 世界初の即席ラーメンを発明した日清食品創業者・安藤百福氏とその妻・安藤仁子氏をモデルに、知られざる波瀾万丈な人生を描いたドラマ『まんぷく』。萬平と妻・福子(安藤サクラ)は、寝る間も惜しむような研究の末、栄養満点で美味しい即席ラーメン「まんぷくラーメン」の開発に成功する。発売当初は物珍しさから売上が伸び悩んでいたものの、当時普及しだしたテレビCMの宣伝効果により、売上を順調に伸ばしていた。

 そんな折、まんぷくラーメンを模倣した商品が出回ってしまう。しかもそれは、製造コストを抑えているため、食べた人の体に害を及ぼしかねない粗悪品であった。

 萬平たちが特許を取得した後も、粗悪品の模倣ラーメンは世間に流通。「値段が安いから」という理由だけでたくさんの人が粗悪品を購入している現状を知った福子は、権利や利益ばかりを追っている萬平に対し、意を決して進言。「世の中の役に立つ仕事をしたい」「みんなが喜んでくれるような仕事をしたい」という純真な思いで発明に勤しんでいた以前の萬平ならば、自分たちの利益よりも先に、粗悪品が出回っていることを嘆いていたはずだと…。

 すると萬平は、部下の社員もそして視聴者をも驚愕させる行動に出る。

 それは、まんぷくラーメンの特許を開放するというもの。他社に製造法を使わせるかわりに、安価な特許使用料をもらういわばライセンス契約を結ぶというのだ。

 当然周りから反対の声も上がったが、萬平曰く、長い目で見たときに、粗悪品のせいで即席ラーメンが身体に悪いものだと思われるのは、まんぷくラーメンにとっても不利益が生じる。そこで、安心安全のまんぷくラーメンの製造法を公開することで、業界全体の品質の向上もできるのではないかという。

 まさに、萬平の根本にある「世の中の役に立つ仕事をしたい」という気持ちを、福子の訴えによって取り戻したからこそできた英断。この展開に対し、視聴者からは「そうきたか! さすが発想が並とちがう」「特許公開するなんてお人好しすぎない? って思ったけど、元の萬平さんに戻ったってことかな」「超クレイジーだな(誉め言葉)」「発明品だけじゃなく、世の中の流れも新しいものを生み出したのか…。すごいぞ、まんぷく食品!」などと称賛する声が続出している。

 本筋である即席ラーメンの発明エピソードが一段落した「まんぷく」。残り話数も少なくなってきたが、他社とのライセンス契約をめぐってまた一波乱ありそうな展開に、来週も目が離せない。