“declare”は「デッカいエクレア」で覚える!? イラスト&語呂合わせで英単語をマスター

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更新日:2019/6/13

イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880

作家:
出版社:
あさ出版
発売日:
イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880
『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』(吉野邦昭、永井堂元:著、佐藤文昭:監修/あさ出版)

 英語の勉強をする時の最初のハードルは、単語の暗記ではないだろうか。もちろん文法も大事だが、単語の意味が分からなければ内容を理解できない。逆を言えば、単語の意味が分かれば、それなりに英語を理解できるということ。細かい文法が分からなくても、単語の意味が分かればある程度は内容を推測することも可能だ。つまり、英語上達法の鍵のひとつは、「いかに単語を効率的に暗記するか」であるとも言える。

 学生時代からさまざまな科目で行ってきた暗記だが、苦手意識を持っている人も少なくないのでは? 「テスト前に徹夜で必死に暗記した」など、苦い思い出がある人もいるかもしれない。日常的に使うわけではない外国語となると、実際に使いながら記憶するのは難しい。そこでご紹介したいのが『イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880』(吉野邦昭、永井堂元:著、佐藤文昭:監修/あさ出版)だ。タイトルにあるとおり、本書はイラストとセットで英単語を記憶する方法を紹介しており、TOEICのスコアを伸ばすことを目的としている。

■脳が記憶しやすくなる特徴

 著者によれば、脳が記憶しやすくなる特徴は以下の3つ。

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(1)イメージできたとき=視覚情報(絵や写真)でとらえたとき
(2)『快』を感じているとき
 (例:面白い! 楽しい! 嬉しい! スッキリした! できた! わかった!)
(3)反復回数が多いとき

 本書では、この特徴を前提として、TOEICで500~800点レベルを目指すために必要な単語と、その暗記法が解説されている。

■「絵コンテ記憶法」の実践方法

 イラストとセットで英単語を記憶する時には、2段階のステップを踏む必要がある。まず、「ショートストーリー」を読み、そのシーンの「絵コンテ」を頭の中で描くこと。本書にもイラストが掲載されているが、必ずしも同じシーンである必要はない。思いつかない場合は本書のサンプルを参考にしてイメージしてみよう。次のステップでは、「絵コンテ」を思い浮かべながらショートストーリーを唱える。思い浮かべる時には、目線を水平より上に向けることが重要だそう。この方法で、1時間後の暗記率が80パーセントに達しない場合は、頭の中に描いた絵コンテを紙に描いてみて、ショートストーリーのすべての要素が網羅されているかどうかを確認する。

■最重要単語の例

 本書では、英単語を「ココで差がつく最重要単語」「高得点を狙うための必須単語」「受験するなら確認したい基本単語」の3つのカテゴリーに分けているが、ここでは「最重要単語」の例をご紹介しよう。

<discipline:訓練、規律>(P.17)

 ショートストーリーは、「弟子がプリン作りの訓練をしている」。このストーリーを聞いて、どんな光景が頭に浮かぶだろうか? 本書では、2人のシェフ(またはパティシエ)とプリンが描かれ、片方の人物がボールを泡立てて(弟子)、その横で上司らしき人物が見守っているシーンの絵コンテが紹介されている。

<declare:(税関での)申告>(P.42)

 ショートストーリーは、「デッカいエクレアの持込みを、税関で申告している」。思わず吹き出してしまいそうなストーリーだが、イメージできただろうか? 本書のサンプルでは、女性が大きなエクレアを持ち、税関職員が驚いている様子が描かれている。

 お気づきのとおり、それぞれのショートストーリーは、単語の意味とは直接関係なく、単語の「語呂」に合わせたもの。つまり、語呂という音の情報と、絵という視覚情報を組み合わせて効率よく英単語を記憶しようというわけだ。ユニークなショートストーリーも多く、普通ではあり得ない光景を思い浮かべながら楽しく英単語が暗記できる構成となっている。さらに、巻末にはTOEICテストの攻略ポイントがパート別に紹介されており、短期間で効率よくTOEICスコアを伸ばしたい方にはピッタリ。近い将来にTOEICの受験を控えていなくても、この暗記法をマスターすればどんな単語にも応用できるので、英語を勉強しているすべての方にオススメしたい1冊だ。

文=松澤友子

この記事で紹介した書籍ほか

イラスト記憶法で脳に刷り込む英単語1880

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あさ出版
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