人気急上昇中! 恋愛マスター芸人くじらがメッタ斬る! 恋をダメにする“思い込み”とは?

恋愛・結婚

公開日:2019/4/28

『君はモテないんじゃない、フラれてないだけだ あなたの恋をダメにする25個の“思い込み”』(くじら/扶桑社)

 日本はとかく、恋愛コンテンツに溢れている。「モテるためにはパステルカラーの服を着ましょう」といったハウツーものから、「どうすれば彼とうまくいくのでしょうか?」といった恋愛相談まで、多岐にわたる。しかしそのほとんどが“思い込み”であると指摘するのが、恋愛マスターのくじら。LINEの恋愛相談登録者1万人突破というツワモノである。

 わたしも恋愛コンテンツに振り回されているクチなので、くじらの著書『君はモテないんじゃない、フラれてないだけだ あなたの恋をダメにする25個の“思い込み”』(扶桑社)を読んでみた。タイトルに惹かれて購入したのだが、この本、怖いくらいに的を射ている。例えばこんなお悩み相談。

Q.「仕事で出会った男性のことがすごく気になっています。まだ一度しかふたりで食事に行っていないのですが、もっと自分からアクションを起こすべきでしょうか?」

 普通の恋愛相談なら、こんな回答になるはずだ。「まずは彼の好みをリサーチしましょう」「彼と“単純接触”する機会を増やしましょう」。しかし本書はそうはならない。くじらの回答はこうだ。

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A.「四六時中、“彼”のことを考えても実際には何も起こっていない。その時点であなたの恋愛はすでに負け戦だ」

 恋をすると、頭の中が彼のことでいっぱいになる。彼の笑顔、仕草、もしデートしたら? もし付き合ったら? 四六時中、彼のことを考える。しかし想像はどんどんエスカレートし、彼は頭の中で完璧な王子様に仕立て上げられる。

 くじらは言う。「ここまできてしまったら、その恋愛はチェックメイトだ」――。

 なぜなら彼は完璧でもなければ王子様でもない。現実を生き抜く地に足のついた人間なのだ。それをあなたの頭の中で、王子様に仕立て上げてしまったのだ。もうあなたのフィルターには王子様に映っているから、普通に話すことも難しいだろう。勝手に舞い上がって緊張する。

「彼がどう思っているかわからないから、一歩が踏み出せない」

 よく考えてほしい、とくじらは言う。まだ何も起こっていないのだ。あなたが彼のことを考えていた時間、彼は1秒たりともあなたのことなんか考えていない。彼のほうはゆっくり人となりを知って距離を縮めていきたいはずだ。王子様感をぶつけられても困るのだ。

 だからこそ恋愛は、相手と温度を合わせなくてはならない。できる限りフラットに接することが大事だ。実際にコミュニケーションを取る前に彼のことを考えるな。ファーストコンタクトをフラットにするためにも、片思いの期間を長く取ってはいけない。想いを募らせそうになったら自分の頬をひっぱたいて正気を取り戻し、まず話しかけろ。いろいろ話してみてから好きになるかどうか決めるくらいでいいのだ。

 ……ハッとした。わたしもまた、脳内恋愛ばかりを繰り返し、挙げ句の果てには相手に幻滅、といった一人相撲をしているから。いまも最近知り合った男性に対してラブラブな妄想を勝手に繰り広げているのだが、やめよう。その人と次に会うときまで、このトキメキは封印しよう。そう決意した。

 本書の帯に、こう書いてある。「的確すぎて逆にキモい」――。このキモさ、読めばきっとわかるはずだ。

文=水野シンパシー

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