便利だけど毎日食べてもいい? 添加物と超加工食品のたったこれだけルール

暮らし

2019/4/27

■健康への弊害が指摘される“超加工食品”

 できあいの弁当や惣菜、レトルト食品、インスタント食品は忙しいときは便利ですが、これらは、ほとんどが大量生産され、長期間保存できるものです。本来なら食品は、すぐにカビが生えるなど食べられなくなってしまうはず。加工食品は、実はいつまでも腐らないようなんらかの加工をされているのです。

「近年、欧米では複数の食品添加物を使用して、長期保存できるよう、高度に加工された食品を『超加工食品』と呼び、健康に与える悪影響を指摘する声が挙がっています。にもかかわらず、日本ではまだ認知されていません」と警鐘を鳴らすのは、お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二院長。

 白澤先生が欧米に比べ、情報が認知されていない日本の現状を憂慮し、食品添加物や超加工食品のリスクについてわかりやすく解説し、加工食品を購入するときに注意すべきこと、さらにはデトックスに役立つスープレシピなどをまとめた書籍が『Dr.白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品』(白澤卓二/主婦の友社)です。

『Dr.白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品』(白澤卓二/主婦の友社)

■便利だけどやっぱり心配、添加物と超加工食品

 白澤先生は「すべての加工食品がダメということではなく、気をつけるべきは高度に加工された超加工食品」と言います。

 確かに、納豆、豆腐、こんにゃく、みそやしょうゆなど、健康に役立つ昔ながらの加工食品はたくさんあります。ただ、その一方で、発がん性が指摘される危険な食品添加物を使った加工食品や、複数の食品添加物を使っている加工食品があるのも事実です。

 そして、「使用される食品添加物の数が多い超加工食品ほどリスクが高くなる」と白澤先生は言います。

 実際、フランスでは超加工食品と病気の関連を調べる、長期にわたる大規模な調査・研究が行われており、死亡リスクやがんリスクとの関連性を示す結果が2019年になってから立て続けに発表されています。

 私たちの脳や体をつくるのは毎日口にしている食事です。家族の健康を守るためには、危険な食品添加物を知って、それらが入っている超加工食品をできるだけ避けるしかありません。

■妊娠中、子育て中、50代以降は特に注意したほうがいい

 特に注意していただきたいのは、おなかの中で赤ちゃんを育んでいる妊婦さん、小さなお子さんを育てているご両親です。脳と体が成長する時期だからこそ、体にいいもの、リスクの少ないものを選んでいただきたいのです。

 また、認知機能が低下してくる50代以降の方も、食事に気を配ることをおすすめします。細胞の新陳代謝が低下してくる頃だからこそ、脳や体にいいものを選んだほうがいいでしょう。

■無理なく続けるなら“ゆる無添加”で!

 とはいえ、いきなりすべての食品添加物や超加工食品をやめるなんて非現実的な話。

 そこで白澤先生がおすすめするのが“ゆる無添加”です。“ゆる”という言葉通り、「添加物が少ないものを選ぶ」「食べる回数や量を減らす」など、自分に無理のない範囲での実践から始めましょう。

■まずは “原材料”をチェックしよう

 何が危険で何がいいのかは、知識がないとわかりません。『Dr.白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品』では、食品添加物とは何か、発がん性が指摘されていたり、使用される頻度が高かったりする避けたほうがいい食品添加物、実際に加工食品を選ぶ参考になる原料表示の見本を紹介しています。

 ゆる無添加ですから、避けたほうがいい食品添加物はそれほど多くありません。また、それが入っているから絶対に食べてはいけない、ということでもないのです。

 ただ、長年食べ続けているとわかりません。リスクを少しでも下げるために、避けたほうがいい食品添加物が入っていないものをできるだけ選ぶ、加工食品を口にする場合は回数や量を減らす、といったことを白澤先生はすすめています。

■デトックス効果の高い“白澤式 毒出し無添加スープ”も紹介

 さらに、本書では、添加物や超加工食品を避けるだけではなく、体内にとりこんだ有害物質を排出することもすすめています。デトックス効果が高く、脳や体を活性化する食材を使ったスープレシピも掲載しています。

 また、食品添加物が使われがちなハムやソーセージ、ドレッシングなどの手作りレシピも掲載!

 本書を読んで今日から簡単にできる“ゆる無添加”生活をぜひ始めてみましょう。