キーマンは魔人ブウ!? 漫画『ドラゴンボール超』9巻、アニメ最終回以降のエピソードへ突入!

マンガ・アニメ

2019/5/11

『ドラゴンボール超』(原作・鳥山明、漫画・とよたろう/集英社)

 漫画『ドラゴンボール超』(鳥山明:原作、とよたろう:漫画/集英社)の第9巻で、衝撃的な“新章”が幕を 開けた。魔人ブウ、界王神… など、既存のキャラに関する新事実やエピソードが明かされ、ファンは大興奮状態だ!

 第9巻の前半では、“宇宙サバイバル編”のクライマックスが描かれた。2018年3月に放送が終了したアニメ『ドラゴンボール超』でも描かれたこのエピソード。基本的にはアニメと同じ内容で、8つの宇宙の代表者たちがバトルロイヤル形式で戦い、残りは第11宇宙のジレン、第7宇宙の孫悟空、ベジータ、フリーザ、人造人間17号だけになった。

 圧倒的な力を持つジレンに、“身勝手の極意”を完成させた悟空が互角の戦いを繰り広げ、ジレンのスタミナを削っていく。そして最後には、アニメ同様に悟空とフリーザが共闘してジレンを場外へと落とした。『ドラゴンボール』ファンが胸を熱くした2人の奇跡の共闘だが、バトルの内容やジレンの落とし方はアニメと少し違うので、ぜひ漫画版もチェックしてほしい。

 そして第9巻の後半では、アニメでも描かれていない新章へと突入。物語は、ジャコが属する“銀河パトロール隊”に、魔人ブウが連れ去られるところから始まる。ジャコとは違って正真正銘の“銀河パトロール隊”のナンバーワンエリート隊員・メルスは、悟空やベジータでも追えないほどのスピードの持ち主だが、そのメルスでさえ恐れているのが、銀河刑務所からの脱獄犯“星喰いのモロ”。

 モロは惑星の生命エネルギーを食べ荒らし、320の惑星を死滅させた超凶悪犯。1000万年前に大界王神が“神力”と引き換えに放った封印技によって収監されたのだが、長い時を経て力を取り戻していき、このたび脱獄したという。そのため、銀河パトロール隊はモロに対抗するべく、大界王神を吸収している魔人ブウの力を借りようと考えたわけだ。

 20年以上前に完結した漫画『ドラゴンボール』に残っていた設定を引っ張り出し、新たな章へと繋げた今回のエピソード。それにしても『ドラゴンボール超』では、これまで存在感の薄かった界王神がなにかと顔を出して活躍しているのが面白い。

 第9巻では、新ナメック星を襲撃しにやってきたモロを止めるため、ベジータがバトルを挑む。ナメック星人の子供を救いながら、「ナメック星人には迷惑をかけた過去があってな。これ以上数を減らすわけにはいかないんだ」と発するベジータの姿は、長年のファンなら感慨深いものがあるだろう。ベジータが“ナメック星編“で殺したナメック星人の人々は、ドラゴンボールで生き返れなかった作中きっての不幸人たちなので、ぜひベジータにはその分の罪を償ってほしいところだ。

 しかしモロの実力は、スーパーサイヤ人状態のベジータを軽くいなし、スーパーサイヤ人ゴッドになったベジータにも特別驚くこともないほど。“魔力”という不思議な力を使うようで、まるで強さの底が見えない。

 やはり今回の章のキーマンは魔人ブウなのか!? どんな展開になるのか楽しみだ。

文=桜木カキ