ライザップが有名人の肉体改造を「やり切らせる」には秘密があった! あなたも真似できる接客術

ビジネス

2019/6/10

『マンガでわかる ゲストの心を離さないライザップ式接客術』(幕田純:原作、NICOMICHIHIRO:作画/講談社)

「結果にコミット」のコマーシャルでおなじみのライザップ。有名人の劇的な体型の変化に、私も変わりたい! でも本当に誰でも変われるの? と思った人も多いのではないでしょうか。でもそのライザップには、「やり切らせる」という強みがあるそうです。なぜライザップは「やり切らせる」ことができるのか? その秘密がわかるのが『マンガでわかる ゲストの心を離さないライザップ式接客術』(幕田純:原作、NICOMICHIHIRO:作画/講談社)です。原作者の幕田純氏は、ボディメイクのメソッドからトレーナーの教育カリキュラムまで、ライザップのサービス基幹を作り上げたトップトレーナー。現在も統括トレーナーとして活躍しています。

「ライザップ式接客術」とは、「顧客との1対1の関係を大切にし、顧客との関係性を深め信頼を獲得し、目標を達成させるための接客術」です。マンガで描かれる本書のストーリーの主人公はアパレルショップ勤務の茜。お客さまとの関係性を深め、売り上げを伸ばしていく茜の姿を通じて、「ライザップ式接客術」のすべてをわかりやすく学ぶことができます。

 ライザップ式接客術は、以下の3つの要素から構成されます。顧客の真のニーズに「向き合う力」「徹底的に寄り添う力」「顧客と目標達成後もつながり続ける力」です。

 茜の働くショップを訪れたのは、自分に自信が持てないというタイプの女性、理恵。茜は、「顧客を100%肯定する」「顧客に一生懸命興味を持つ」「深層心理の奥底まで真のニーズを探りにいく」という「向き合う力」を実践することで、理恵と信頼関係を築き、理恵の深層心理にある理想のイメージに合ったコーディネートを提案します。

 ゲストとの信頼関係を築いたうえで長期間にわたるボディメイクをやり切らせるために必要なのが「寄り添う力」です。理恵の信頼を得て恋の悩みを打ち明けられた茜は、ライザップ式接客術の「3つのM:マネジメント、メンタルサポート、マインド」に則り、理恵に徹底的に寄り添います。

 ライザップ式接客術のおかげで、理恵の恋を成就させ自身の売り上げも大幅アップした茜。しかし、ここがゴールではありません。目標達成後も顧客とつながり続けるためには、トレーナーは常に新たなゴールを提案し続けるナビゲーターであることが必要となります。トレーナー自身も常に成長し続ける努力をし、顧客とともにさらなる高みを目指していきます。ダイエットの成功だけがゴールではないのです。

 理恵は、店員と客の関係を超えた信頼関係で結ばれた茜に、服装に悩む同じ職場の後輩を紹介します。「顧客を離さないためには、顧客にとって生涯のパートナーになれているか?と常に自問自答をし続けることが大切だ」と幕田氏は述べます。ライザップのビジネス成功の秘訣である、顧客との距離を縮めるテクニックが、茜の成長に沿ってわかりやすく学べる1冊です。

文=泉ゆりこ