たった5つの洗剤で家中の汚れが落とせる! 掃除がラク&肌荒れしない、ナチュラル洗剤のススメ

暮らし

2019/6/21

『ナチュラルおそうじ大全』(本橋ひろえ/主婦の友社)

 トイレにはトイレクリーナー、風呂には風呂用クリーナー、ガラスにはガラス用クリーナー。掃除する場所によって、専用の洗剤が必要だと思っていませんか?

「成分表を見ると、似たような洗剤が実は多いんです」と明かすのは、化学メーカーで合成洗剤製造を担当していた本橋ひろえさん。退職後はナチュラルクリーニング講座を開くなど、手肌にも環境にも優しいお掃除を広める活動を行っています。

 最新著書『ナチュラルおそうじ大全』(主婦の友社)では、ナチュラル洗剤を使った家中隅々までのお掃除方法を事細かく、具体的に紹介しています。浴室&洗面所、トイレに玄関、リビング、寝室にいたるまで、たった5つのナチュラル洗剤があれば掃除できちゃうというから、驚きです!

スタメン洗剤はたった5つ! これさえあれば家中ピカピカに

 本書によると、用意するナチュラル洗剤はこの5つ。

・重曹
・クエン酸
・過炭酸ナトリウム
・アルコール
・石けん

 家中のどんな場所であっても、ホコリ、水アカ、アブラ汚れ、カビなど汚れの種類は共通しているはず。それぞれの汚れの性質に合わせて、これらの洗剤を使い分けることが、汚れをラクに落とすコツなのだそう。

掃除は化学! 汚れの性質に合わせた洗剤を選んで落とす

 ホコリ、水アカ、アブラ汚れなどの汚れは、大きく分けて酸性の汚れ、アルカリ性の汚れ、中性の汚れ、その他の4つの性質に分類されるといいます。

・酸性の汚れ
アブラ汚れ、食べ物のカス、人の体から出るもの[皮脂、角質(アカ)、尿、汗 など]

・アルカリ性の汚れ
水アカ、水アカ、アンモニア臭、タバコや魚のにおい

・中性の汚れ
カビ、雑菌

・その他
ホコリ、チリ、砂、髪の毛など

 それぞれの汚れの性質に合わせて、洗剤を選ぶのがコツ。アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を、酸性の洗剤にはアルカリ性の洗剤を使って「中和」させると、汚れがゆるんでスルンと落ちるといいます。カビ・菌汚れには除菌効果の高い洗剤を選ぶといいそう。

・酸性の汚れ
アブラ汚れ、食べ物のカス、人の体から出るもの[皮脂、角質(アカ)、尿、汗 など]
→重曹、過炭酸ナトリウム、石けん

・アルカリ性の汚れ
水アカ、水アカ、アンモニア臭、タバコや魚のにおい
→クエン酸

・中性の汚れ
カビ、雑菌
→過炭酸ナトリウム、アルコール

・その他
ホコリ、チリ、砂、髪の毛など
→掃除機で吸い取る、ワイパーやぞうきんで拭き取るなど。

家の汚れの性質と、合う洗剤を選べるようになれば掃除がスムーズに!

洗剤の使い方と場所ごとのお掃除方法をチェック

 汚れの性質と、落とせる洗剤の選び方がわかったらいよいよ実践。本書の後半では、掃除ギライでもラクして、キレイを保てる掃除方法を具体的に紹介。場所別に適した洗剤とその使い方、その洗剤を選ぶ理由などが細かく記されているので、慣れないうちは目次を索引にして掃除したい箇所のページを見ながら取り組むこともできて便利です。見ながら掃除をしているうちに、「掃除の化学」が身につくはず!

風呂の鏡の水アカにはクエン酸パックを。筆者も試してみたところ、こすってもこすっても落ちなかった水アカ汚れがスルンと落ちて曇りのないピカピカの鏡になりました! ナチュラルクリーニングの力、あなどれません。鏡のクエン酸パックの場合は月1回など、掃除する頻度が明確に書かれている点もありがたい。

 ナチュラル、と聞くと落ちないような印象を受けますが、一度「掃除の化学」が身につけばおもしろいように落ちるので掃除が楽しくなること請け合いです! 本書を読んで、まずはトライしてみてはいかがでしょうか。

文=箕浦 梢