女優・モデル指名率No.1ヘアメイクアップアーティストが伝授! 平凡顔が今すぐきれいになるメイク

健康・美容

2019/7/16

『見違える、私メイク』(河嶋希/ワニブックス)

 寝起きのすっぴん顔を見て、もし女優みたいにきれいだったら…と誰しも一度は考えたことがあるはず。人は見た目じゃないともいうが、やはり顔にはその人の魅力が映し出されるもの。「私は平凡で地味だから」「メイクが得意ではないから」と諦めるにはもったいない。

『見違える、私メイク』(河嶋希/ワニブックス)は、そんな「きれいは素顔で決まる」という固定観念を、今すぐできる簡単なテクニックで覆してくれる1冊だ。

 著者の河嶋希さんは美容専門誌やファッション誌で多数レギュラーを務め、女優、モデルからも絶大な信頼を寄せられている人気ヘアメイクアップアーティスト。自身のインスタグラムでは、トレンドを押さえたおしゃれなヘアメイクをアップし、人気を集めている。

 河嶋さんの指名により、本書のモデルは表紙から小さな目元のカットにいたるまで、全編を人気モデル・佐藤栞里さんが務めている。テレビで広く知られた親しみやすい笑顔とのギャップで、表紙のカットには思わずドキッとしてしまう。数々のコスメやメイクを試してきたプロだからわかる、表情に自信を宿らせる脱マンネリメイクのテクニックとは、どのようなものなのだろうか。

 本書は以下のような内容で構成されている。

Lesson1 ひと手間で美人に。今すぐできる10のテクニック
Lesson2 まずは覚えたい基本の好感度美人メイク
Lesson3 アレンジメイクで+4つの顔をもつ
Lesson4 メイクの疑問とお悩み、すっきり解決
Lesson5 おしゃれ度が上がる3つのヘアアレンジ

 この中で、筆者がすぐに実践できたのがLesson1の項目のひとつ、「ミディアムカラーを“広く”入れるだけで彫りの深い目元に」というテクニックだ。

 近年はさまざまなブランドでシングルカラーのアイシャドウが流行しているが、誰しもひとつは3~4カラーのアイシャドウパレットを持っているはず。この中の、最も濃い締め色の次に濃い色をミディアムカラーと呼び、これを目頭と目尻に2~3ミリはみ出すように、アイホールの丸みよりもさらに大きく入れる。すると、自然に陰影がつくので、メイク感だけが際立ちがちなアイメイクがぐっと洗練されて見えるというもの。

 ページには写真やイラストが添えられていて非常にわかりやすい。筆者は奥二重のため、二重幅を強調しようとつい濃色を細めに置きがちだったが、よくあるマンネリメイクとして写真で比較されていた。実際にテクニックを試してみると、トレンドのカジュアルなファッションにマッチする抜け感が出ると同時に、自然な色気のある仕上がりに変わって驚いた。

 また、テクニックによっておすすめのコスメが複数の価格帯で紹介されており、新しいアイテムを選ぶ楽しさもある。中には「神ベース」とまで書かれた、“塗るだけで見違える”と太鼓判を押された化粧下地の紹介も。

 河嶋さんは「『ヘアメイクを変えて、もっときれいになりたい』と願う気持ちは、女優さんやモデルさんですら、同じように思っていること」と語る。むしろ、素敵になりたいという気持ちこそが人の美しさを磨くのかもしれない。メイクは習慣であるとともに、今すぐ自分を変えられる冒険でもある。本書を読むことで、ぜひ「あなた自身が見違えるあなた」に出会ってほしい。

文=野呂圭