大容量シートマスクの使用は肌あれの原因に!? 女医が教える「やってはいけない美容法」

健康・美容

2019/8/1

『実は老化を加速! 女医が教える、やってはいけない美容法33』(慶田朋子/小学館)

 紫外線が強い夏でも美しい肌を保つためには日常のケアが重要……! と、日々のお手入れに余念がない、という人も多いことでしょう。しかし、よかれと思って習慣にしていた美容法のなかには医学的に見ると肌あれや肌の老化を進めるものが少なくないそうです。

 先日発売された『実は老化を加速! 女医が教える、やってはいけない美容法33』(慶田朋子/小学館)は、銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子院長が、多くの人が行っている美容法に警鐘を鳴らす1冊。そこで、本書に掲載されているやってはいけない美容法の一部を紹介します。

●クレンジングマッサージできめ崩壊

 最近、メイクを落とす際にマッサージをする「クレンジングマッサージ」が流行しています。これは、クレンジング中にマッサージして毛穴の汚れを溶かし出したり、マッサージでリフトアップを促したり、という効果を期待する美容法です。しかし慶田先生は、クレンジングマッサージについて「だから、肌あれや乾燥肌の女性が増えるんだな」と、妙に納得しているそうです。問題はクレンジング料が持つ“除去力”にあるとのこと。

「肌にしっかり密着した頑固なメイクも落とすだけの“除去力”をもっていて、落とすと同時に肌に必要な潤いも奪ってしまうという、実は要注意アイテムでもあるのです。(中略)汚れだけでなく、肌に存在する大切な“潤いのもと”=保湿因子を一緒に溶かし出してしまうのです」

 クレンジングは短時間でさっと終わらせて、あくまで“メイクを落とす目的”だけに使用してほしいと綴っています。長い時間マッサージをしていたら、肌は水分を保つことができず“きめ”もペタンコになってしまうとか。

 そのため、クレンジングクリームやオイルの場合は、顔全体に広げるのに10〜15秒、その後40秒ほどそっとなでるように、やさしくなじませて、ぬるま湯ですすぐ。クレンジングは、トータルで1分以内にすすぐのが鉄則とのこと。

●大容量シートマスクで肌あれに

 美容液や化粧水が染み込んだシートマスクを愛用し、毎日使うことを考えて大容量のシートマスクを愛用している人も多いはず。しかし、著者は「大容量シートマスクを毎日使ったところで、根本的な保湿ケアにはなりません」と、きっぱりと断言します。その言葉の真意はシートマスクに使われている「防腐剤」にあるそう。

「もちろん、ほとんどのスキンケア化粧品には基本的に防腐剤が使われていますが、大容量マスクは細菌いっぱいの素手でマスクを取って使うことを想定し、より強い防腐剤が使われているといえるでしょう。その液を肌に浸透させることになるので、肌に刺激を与えたり、バリア機能を壊したりする可能性もあります」

 栄養たっぷりのシートマスクにカビが生えないのは防腐剤のおかげですが、その防腐剤が肌あれの原因になるかも……。あちらを立てればこちらが立たず、という状況ですね。

 ただ、慶田先生はシートマスクのすべてを否定しているわけでありません。個包装タイプでセラミドやアミノ酸などの保湿成分が含まれたマスクならば、効果が得られるはずと話します。

「ここぞという日の朝に使えば、透明感を高め、メイクのノリをよくしてくれます。肌に集中的に潤いを与えて柔軟にする効果があるからです。ただし週に1〜2回、それも肌のバリアが整った調子がいいときだけにしましょう」

 日常のケアは、化粧水をなじませたあとにクリームで蒸発を防ぐのがベター。シートマスクは勝負時に使いましょう。

 そのほかにも、スクラブ洗顔で乾燥肌が悪化、ファンデーションブラシでニキビ悪化など、さまざまな美容法の注意点がまとめられています。もちろん、注意喚起するだけでなく、医学的見地によるよりよい美容法も掲載されているので読み応え十分! 肌の露出が増える夏までに、やってはいけない美容法を卒業して美しい肌を手に入れよう。

文=とみたまゆり