戦争によって引き裂かれた男たちの運命――浅田次郎が生み出す反戦小説

文芸・カルチャー

2019/8/6

『帰郷』(浅田次郎/集英社)  平成が「戦争のない時代」として幕を閉じた。新しい令和という時代も、平和を当たり前と思える時代であってほしい。多くの人はそう思っているだろうが、そのために最も大切なことは、きっと想像力を働かせ続けることであるのではないかと思う。戦後74年。戦争を経験した世代が少なくなっていく中で、戦争を... 続きを読む