読者の先入観を利用した騙しの文体に翻弄され、気づけば著者の手の内に落ちている――「暮らしの小説大賞」第6回受賞作『しねるくすり』

文芸・カルチャー

2019/10/16

『しねるくすり』(平沼正樹/産業編集センター) 「現実って、なかなか大変じゃないですか。物語に浸って現実を忘れることが私には大事なんです。もっと小説をちょうだい」と、応援大使の光浦靖子さんも期待を寄せる「暮らしの小説大賞」。この度、第6回受賞作が刊行された。タイトルは『しねるくすり』(平沼正樹/産業編集センター)。薬... 続きを読む