死ぬ前に「ありがとう」と言わせたい――毒親を捨てるか関わるか葛藤に苦しみながら介護する子に迫った『毒親介護』

レビュー

読むだけで辛い。彼らの胸中を察するにあまりある。『毒親介護』(石川結貴/文藝春秋)で描かれる家族の形は歪んでいた。 子どもが成人して家を出れば、毒親との関係も終わる。そう考えがちだが、実際は違うことも…

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