歯を無理矢理抜いてインプラントをすすめる歯医者に行ってはいけない!? 儲け重視の“悪い歯科医”の特徴

健康・美容

更新日:2019/12/24

『現役歯科医が警鐘 こんな歯医者に行ってはいけない』(今枝誠二/講談社)

 世界では「日本人は世界で一番口臭がひどい」と言われているらしい。日本人の約8割が歯周病に冒されているというのがその原因なのかもしれない。毎日歯を磨いている人がほとんどであるのに、どうして私たちの口の中は不健康なのだろうか。

 目黒クリニック院長・今枝誠二氏の『現役歯科医が警鐘 こんな歯医者に行ってはいけない』(講談社)は、歯科医院が抱える問題と“治療の誤り”がわかる一冊。私たちが今まで受けてきた治療は間違いだったのか。その驚くべき記載をいくつかご紹介しよう。

■悪い歯医者は儲けのために、すぐ歯を抜きたがり、インプラントを勧める

 現在の健康保険制度では歯科医はなかなか儲からない。利益を得るためには、回転率を上げ、たくさんの治療を行わなければ保険診療での収入を得ることはできなくなっている。そこで、儲け重視の歯科医たちは、ひと患者あたり10分程度で治療をこなし、とにかく悪くなった歯を懸命に見つけて、削ったり抜いたりする。抜く必要のない歯を無理矢理抜き、インプラントに誘導するのは、多くの悪い歯科医が行っている常套手段。口腔ケアで最も重要なのは、虫歯や歯周病の予防だが、予防歯科は儲からないから、それに力を入れている歯科医は少ない。私たちも虫歯ができれば歯を削ったり抜いたりすれば良いのだと勘違いしているのだ。

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■治療期間がやたら長い歯医者はハズレ!?

 治療期間の長さは歯の状態にもよるので、状態が悪い場合は長期になってしまうことはある。しかし、実際は歯科医の側の勝手な都合で、診療報酬を稼ぎたいがために、無駄に何度も来院させているケースもあるのだ。歯を治療するのに、週1回ほどの通院頻度で数ヵ月もかかるなどという事例はほとんどない。いい歯科医であれば、治療期間ではなく、1回の診療に時間をかけているはずなのだ。

■起床直後の口の中は、大便の10倍も不潔!?

 では、私たちは、普段、どのように口腔ケアを行ったら良いのだろう。そもそも、歯ブラシだけでしっかりした口腔内ケアを行うのは困難。デンタルフロスや歯間ブラシ等を併用することで、歯垢をすみずみまで取り除くことが大切だ。この、海外では当たり前の習慣が日本で根付いていないことが、日本人の歯の不健康につながっているのだろう。

 また、歯を磨くタイミングにも気をつけるようにしよう。たとえば、朝、歯を磨くタイミングは「朝食の後」という人が大半だが、朝、起きてすぐが歯を磨くべきベストタイミング。

 起床直後の口の中の細菌の数は、大便の10倍にも達するといわれており、歯を磨く前に朝食を食べてしまうと、大量の細菌が体内に入ってしまうのだ。起きてすぐに歯磨きをすれば、朝食後には、うがい程度でも問題ない。口内環境を整えるには、日常生活の改善が重要。正しい歯磨きの習慣を整えるようにしよう。

 この本には、その他にも「芸能人のような白い歯は虫歯のリスクが高い」「キシリトール入り商品のカラクリ」「愛犬にキスすると歯周病のリスク大」など…目から鱗の知識がたくさん詰まっている。あなたの歯を守るのは、あなた自身しかいない。自分の歯の健康のために、この本を読んで正しい知識を身につけよう。

文=アサトーミナミ

この記事で紹介した書籍ほか

現役歯科医が警鐘 こんな歯医者に行ってはいけない

著:
出版社:
講談社ビーシー
発売日:
ISBN:
9784065169476