財政状態は火の車。突如トップの座につかされたあなたならどうする?――浅田次郎『大名倒産』

文芸・カルチャー

2020/1/2

『大名倒産』(浅田次郎/文藝春秋)  ちょっと想像してみてほしい。  あなたは小規模、けれども伝統ある会社の社長だ。父親が先代社長だったので後継者に選ばれた。だが、実は四男である上、愛人との間にできた庶子だったりするので、本来ならお鉢が回ってくるはずはなかった。  ところが諸事情重なって、突然有無も言わさずトップの座... 続きを読む