アニソンDJセレクト! 2019年ベストアニソントップ20&2020年ブレイクアーティストはまさかの二冠に

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更新日:2020/1/5

 アニメの放送や上映に合わせ、どんどん生まれていくアニソン。主題歌だけにとどまらず、挿入歌やキャラクターまでさまざまな楽曲が作られるようになって久しいため、その数は膨大です。

 そんな楽曲も数多くチェックしているであろう存在、それがアニソンDJです。そこでダ・ヴィンチニュースでは、クラブのイベントや野外フェスなどで活躍する彼らにアンケートを実施。50人以上のアニソンDJに2019年のベストアニソントップ5を聞き、ランキング形式でまとめてみました。まずはトップ20~11位まで一気に紹介します。

2017年版はこちら!
2018年版はこちら!

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幅広い楽曲が人気を集めた『リステ』

20位:「veil」(須田景凪/『炎炎ノ消防隊』ED)
19位:「異世界かるてっと」(アインズ(CV:日野聡)、カズマ(CV:福島潤)、スバル(CV:小林裕介)、ターニャ(CV:悠木碧)/『異世界かるてっと』OP)
18位:「カワキヲアメク」(美波/『ドメスティックな彼女』OP)
17位:「Wonder Caravan!」(水瀬いのり/『えんどろ~!』ED)
16位:「ちっとも知らなかった」(NakamuraEmi/『ラディアン』第2シリーズED)
15位:「ダイスキ。」(大橋彩香/『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』OP)
14位:「よいまちカンターレ」(コーロまちカド/『まちカドまぞく』ED)
13位:「OvertuRe:」(KiRaRe/『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』挿入歌)
12位:「決闘」(PENGUIN RESEARCH/『ゾイドワイルド』OP)
11位:「I swear」(sweet ARMS/『デート・ア・ライブIII』OP)

 2018年の『グランクレスト戦記』や『刀使ノ巫女』のように、2019年もいい曲揃いのため票が割れた作品がいくつかありました。『異世界かるてっと』や『えんどろ~!』もそうでしたが、特にその傾向が顕著だったのがアイドルアニメ『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』。主題歌、挿入歌、キャラクターソングと多くの楽曲に票が分散した中で、本編終盤の重要曲となった「OvertuRe:」が13位にランクインしました。

10~4位には多彩な楽曲がずらり

10位:「FANTASTIC ILLUSION」(i☆Ris/『手品先輩』OP)

「本編が始まる前に毎回ワクワクさせてくれた」「『プリパラ』後のi☆Risが『アルティメット MAGIC』で爆発し、この曲で完全にブレイクした」「1:08くらいからの澁谷梓希さんのイケボ聴いて」

9位:「PEARLY×PARTY」(パーリィ☆フェアリィ/『叛逆性ミリオンアーサー』第2シーズンED)

「オシャレだけど、本編のバカバカしさもきちんと反映されている脳軟化チューン」「『エクスカリバー』と叫びたくなる、とにかく楽しい曲!」

8位:「恋せよみんな、ハイ!」(Pyxis/『ノブナガ先生の幼な妻』OP)

「定期的に出てくる時代劇的な曲だけど、ここまでキャッチーなのは久々。『回レ!雪月花』みたいに流行らないのが不思議」「どちらも高音音響兵器なPyxisが、ワチャワチャとキメ合う」

7位:「ワガママで誤魔化さないで」(THE ORAL CIGARETTES/『revisions リヴィジョンズ』OP)

「ドラムに重い歌詞が絡んでくるイントロが最高」「今年一番DJで使った。超アガる」

6位:「エガオノカナタ」(Chiho feat. Majiko/『エガオノダイカ』OP)

「セリフ入りのエンディングもよかったけど、本編に合わせてふたりで歌うこっちも大好き」「2019年の曲で一番バイオリンが好き」「妙な中毒性があり、気が付くと鼻歌を歌っていた」

5位:「Good morning world!」(BURNOUT SYNDROMES/『Dr.STONE』OP)

「作品愛のこじらせ感がちょうどよく、高揚感もたまらない」「物語が進むにつれて最高の曲になっていきました」「『神々の霊峰 新緑の宮殿 岩窟の最奥 蒼穹の涯』……かっこいい!」

4位:「生きる」(安野希世乃/『ソウナンですか?』ED)

「コメディ作品なのに毎回エンディングで変に感動させられた」「ライブで何回聴いても泣いてしまう」

 いかにもフロアが盛り上がりそうなダンサブルな曲や勢いのある曲だけでなく、渋いアニメのエモーショナルな楽曲やバラードもチェックしている辺り、さすがアニソンDJといったところ。そんな彼らが選んだトップ3は……?

ぶっちぎりのポイントを獲得した名アニソンが1位に

3位:「町かどタンジェント」(shami momo/『まちカドまぞく』OP)

「これはすごい渋谷系」「サビへの伸びやかなところが気持ちいい」「作品を観たくなる心理にも貢献していると思う」

2位:「火炎」(女王蜂/『どろろ』OP)

「ぶっちぎりでカッコイイ」「この曲でアニソンのレベルが3段くらい上がった」「和やフロウなど多彩な要素が絶妙なバランスで融合した“日本のアニメソング”」

1位:「Glow at the Velocity of Light」(安月名莉子/『彼方のアストラ』ED)

「楽曲単体でも展開から音作りまで素晴らしいのに、映像とのマッチングが完璧」「1年を代表する1曲。本編で流れた回数が少なかったことだけが不満」「アストラへの帰還時に流れたシーンは涙が止まらなかった」

 1位の「Glow at the Velocity of Light」は、実はぶっちぎりのポイントを獲得しました。曲単体としてのクオリティの高さに加えて、最終話で流れたシーンが多くのDJ、さらにはオーディエンスの涙腺を刺激した模様。名アニメに名アニソンあり。まさに理想的なアニソンと言えそうです。

ネクストブレイク候補は……もうブレイクしたのでは!?

 続いて、アニソンDJ50人に聞いた「2020年にブレイクしそうなアーティスト/コンテンツは?」のランキング結果です。こちらはトップ5をご紹介。

5位:MYTH&ROID
4位:邪神★ガールズ
3位:DIALOGUE+
2位:スピラ・スピカ
1位:安月名莉子

 2019年だけで3本も手掛け、“なろう系”アニメの主題歌担当としてさらに躍進しそうなMYTH&ROID、2019年にデビューを果たしたばかりのDIALOGUE+(AiRBLUEの票も合わせると2位に!)といったアーティストを抑え、1位はシンガソングライターの安月名莉子さんとなりました。彼女はアニソン部門でも「Glow at the Velocity of Light」で1位でしたが、さらなるブレイクを果たしてほしいという思いからの投票でしょうか。最新曲「be perfect, plz!」も好評なだけに、2020年はどんなアニソンを歌ってくれるか楽しみですね。

文=はるのおと