悩める女性たちに捧ぐ。人が占いの果てに見つけるものとは?――木内昇『占(うら)』

文芸・カルチャー

2020/1/25

『占(うら)』(木内昇/新潮社)  心に大きな悩みをかかえ途方に暮れたとき、人は時として、「占い」の虜になってしまう。暗闇で見つけた一筋の光にすがるように。  時代譚の妙手、木内昇氏の新刊『占(うら)』(新潮社)は、悩み苦しむ女性の心模様とせつなさを、卓越した切り口で描いた幻想短編集だ。平穏な日常を過ごしていた人びと... 続きを読む