美容院で「おまかせ」と言ってはいけない! 自分史上最高に似合う髪型の見つけ方

健康・美容

2020/2/23

『女は、髪と、生きていく』(佐藤友美/幻冬舎)

 美容師さんに「今日はどうしますか?」と聞かれると、困ってしまう。どうしたいという明確なビジョンがわたしにはない。似合っていればなんでもいいのだが、それもなんとなく言いづらく、「おまかせします…」と控え目に言うのが常だ。
 
 しかしこの「おまかせ」は、少々危険らしい。『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)でも知られる佐藤友美さんの新刊『女は、髪と、生きていく』(幻冬舎)によると、「似合う」には次の3種類があるという。
 
(A)顔・髪質に似合っている
(B)気分・気持ち(心)に似合っている
(C)日頃のスタイリング方法に似合っている

 
 美容師は髪のプロなので、(A)は客の顔を見て髪を触れば大体わかる。しかし、客がどんな気分で、どんな自分になりたいのか(B)と、日頃どんなスタイリングをしているか(C)は、客が伝えないとわからない。そして、真っ先に伝えるべきは(B)。どんな自分になりたいのか、どんな自分として生きたいのかをまずは伝える。そうすれば、美容師が(B)と(A)の重なる部分で、「本当の意味で似合う髪型」を提案してくれるというのだ。

 しかし、「どんな自分になりたいかなんて、すぐにわからない」という人も多いだろう。本書では、いま自分がどんな気持ちなのか、どんな自分になりたいと思っているのかを見つけるためのワークが紹介されている。次の2つの質問に答えてみよう。

1.もし、顔立ちにも、髪型にも、髪質にも、何の制限もないとしたら、どんな髪型にしてみたいですか?

2.その髪型にしたら、どんな雰囲気になれそうだと思いますか?

 例えば、1では「何の制限もなかったら吉瀬美智子さんのようなショートヘアにしたい」とする。2では「そのショートヘアにしたら“知的”で“セクシー”、そして“しなやか”な雰囲気になれそうだ」と感じていたとする。その場合、あなたの「なりたい自分」を示すキーワードは、「知的」「セクシー」「しなやか」ということになる。これが、あなたが美容院で伝えるべき、「なりたい自分」のキーワードだ。

 さて、わたしもワークに挑戦してみよう。もし何の制限もないとしたら…コンプレックスである額を思いっ切り出して、蒼井優さんのような真っ直ぐなロングヘアにしたい。透明感があり、ピュアで、凜とした印象――。つまりこの3つのキーワードが、わたしが「なりたい自分」ということだ。ロングヘアにすることは難しくても、いまの髪の長さで3つのキーワードを叶えることはきっとできるだろう。それを美容師に伝えればいい。

 著者の佐藤さんは、「美容院で気に入る髪型になるために一番大事なのは、『自己開示』」だという。病院で、ちゃんと自分の症状を伝えないと正しい処方箋をもらえないように、美容院でも、どんな自分になりたいかを伝えないと、正しい処方箋はもらえない。まずは、自分の“症状”を知り、相手に伝えることが大切だ。さあ、本書を片手に、自分史上最高に似合う髪型を探す旅に出よう!

文=尾崎ムギ子