どれほどの悲劇を重ねれば、その“時”にたどりつけるのか――人と鬼の織りなす170年の大河を描く「鬼人幻燈抄」シリーズ第3弾

文芸・カルチャー

2020/3/9

『鬼人幻燈抄 江戸編 残雪酔夢』(中西モトオ/双葉社)  読み終えたあと表紙のイラストを見かえして、まさかそんな意味があったとはと、思わず嘆息が漏れた。『鬼人幻燈抄 江戸編 残雪酔夢』(中西モトオ/双葉社)である。著者はどれだけ主人公に試練を与えるのかと、生きる道の過酷さを誰かと語り合いたくてたまらないが、ひとりでも... 続きを読む