テレワークになって妻との関係にヒヤヒヤ…夫が口にしてはいけないNGワードベスト5

恋愛・結婚

2020/4/10

『なぜ、突然妻はキレるのか?(フォレスト2545新書)』(嶋津良智/フォレスト出版)

 なるほど、「亭主元気で留守が良い」という語は夫婦にとって事実なのかもしれない。テレワークの導入で、コロナ離婚やDV問題が取り沙汰され始めた。夫は遊んでいるわけではない。仕事をしているのだ。それでも、家にいる妻の不機嫌オーラは収まらない。

「怒らない技術」シリーズが累計100万部を突破した感情マネジメントを研究する著者の新著『なぜ、突然妻はキレるのか?(フォレスト2545新書)』(嶋津良智/フォレスト出版)によると、夫婦仲に亀裂が入る怒りの9割は「価値観の違い」であり、解決のカギを握るのは「感情のコントロール」だ。

 お昼時だな、とリビングに向かうと、なぜか妻がキレている。育児や家事が忙しいのに、夫の分のご飯も作らないといけないと思っているのかもしれない。妻には妻の事情もあるのだろうが、「オレも仕事で疲れているんだ!」などと応戦してしまいたくなる。しかし、それは愚策だ。本書は、こんなとき、妻に言わないほうがいい言葉を紹介している。

第5位「疲れた」
第4位「おかずこれだけ?」
第3位「なんで怒っているの?」
第2位「言ってくれればやるのに」
第1位「俺は働いている」

 前述のシチュエーションでこんなセリフを口にしそうな人は要注意だ。ちなみに、もしあなたが第1位のセリフを口にすれば、きっと「主婦は1日24時間365日働いているのよ!」というセリフが返ってくるだろうと本書は述べている。

 なぜ、夫は妻をキレさせてしまうのか。本書によると、それは日本人がきちんと自分の気持ちや考えを相手に伝えようとしないから。前述のキレさせる5つのセリフは、本音の一部分かもしれないが、心の声の全部ではない。セリフの周囲には、妻への慰労の気持ちもきっとあるはずなのだ。しかし、それは多くの夫は言葉にしない。

 すべてを言わないのは夫だから、男だからという気質にだけ起因するのではない。日本人は単一の言語、文化、そして島国という環境で形成されてきた暗黙知の中で生活してきた。すべてを説明しなくてもわかり合える、と思ってしまっているが、実はそうではないため、夫婦で気持ちがすれ違う。

 では、妻とコミュニケーションをとるとき、何に注意すればいいのか。本書は、まず雑談を大切にすること、そして、雑談の中で質問を意識すること、としている。人との会話において、雑談はかなりのウエイトを占める。そして、雑談ができているから大事な話もスムーズにできる。まずは妻との雑談がくだらないもの、という意識を改革する必要がありそうだ。また、雑談の中では、妻に対して質問していく。「何かあった?」「今日はどう?」など、妻に関心を寄せる質問をすることで、会話が豊かになっていく。

 夫婦はもともと他人同士だ。だからこそ、夫婦という関係に甘えず、価値観の違いはあって当たり前だと常に認識しながらコミュニケーションをとって乗り越えていくことが大切なようだ。

文=ルートつつみ

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