「今と重なる!」――奈良時代に流行した疫病を通じて、不安と恐怖、人間の本質を描いた直木賞候補作

レビュー

こんなにも“今”と重なる小説があるだろうか。2017年下半期の直木賞候補作となった『火定』(澤田瞳子/PHP研究所)の舞台は、奈良時代。民を救うため、というよりは、皇后の兄である藤原四子の威光と慈悲を示すため…

本文を読む