臨時休校+在宅勤務パニックを「ばぁば」の愛とパワーが救う!?

暮らし

2020/4/24

ばぁばニッポン
『ばぁばニッポン ―「ばぁば」の愛とパワーが日本を支える―』(主婦の友社)

 新型コロナウイルスによる臨時休校や在宅勤務の推進で、多くの共働き家庭がドタバタ、モヤモヤ、イライラしながら日々を送っています。子どもが騒ぐ中での仕事は思うようにはかどらず、毎日3食用意しなければならず、部屋は片づかず、子どもの勉強の遅れが気になり、感染予防にピリピリしてしまう……。「家の中が毎日カオス!」とママやパパたちは悲鳴を上げています。気軽に外出したり、人と会うこともできない今、ストレスはたまる一方ですが、そんなとき、「ばぁば」の存在に助けられた、という話をよく聞くようになりました。

『ばぁばニッポン ―「ばぁば」の愛とパワーが日本を支える―』(主婦の友社)では、17名の「ばぁば」が孫のため子どものために奮闘する姿が紹介されていましたが、今「ばぁば」たちはどんな支援をしているのでしょうか。

 両親が遠方に住むTさん(38歳・人材派遣会社)は、「マスクが残り少ないと話したら、裁縫の得意な母が手作りマスクを何枚も送ってくれたんです。保育園に行けず退屈している長女にと、お手玉や折り紙もいっしょに入れてくれて」。自分の子ども時代を思い出して、いっしょに楽しく遊ぶことができたと言います。

 母親と同居するSさん(35歳・金融関係)は4歳と0歳の男児のママ。「仕事が進まず私がイライラしていると、お昼ごはんを子どもたちとベランダで食べたり、上の子とお菓子づくりをしてくれたり、昔ながらのワニワニパニックなどのゲームで遊んでくれたりして、私ひとりの時間を作ってくれるので感謝です」。

 一方、8歳の男の子と5歳の女の子のママでIT企業勤務のMさん(41歳)は以前、子どもが病気で会社を休めない時など、よく近居の母に預かってもらっていましたが、今は「本当は昼間の数時間だけでもお願いしたいところですが、高齢者が感染すると重症化しやすいといわれるので、リスク回避のためにそれはやめておいたほうがいいかと」。ぐっとがまんしているのだとか。

「LINEのビデオ通話にお世話になっています」というのは、小学3年生の女の子のママで企業の広報の仕事をしているKさん(40歳)。今年は孫の誕生パーティに参加できず、がっかりしていたばぁばでしたが、パーティで披露される予定だったピアノ演奏をビデオ通話で見せてもらい大感激。「おおげさなほど褒めてくれたので娘もご満悦で、今度は別の曲を聴いてもらいたいと、新しい曲にチャレンジしています。ばぁばのおかげでモチベーションアップです」とにっこり。

 同じく毎日のようにビデオ通話でコミュニケーションをとっているというのは、『ばぁばニッポン』を担当した編集者(61歳)。2歳になったばかりの孫がいるが、「息子夫婦は共に在宅勤務で保育園もお休み。ずっと家族いっしょなので、いいかげん煮詰まるみたいです。毎晩、ビデオ通話をしてきて、まるで私たち夫婦と一緒にいるように食事したり、遊んだりして息抜きしていますよ。孫も、スプーンを画面に近づけて私たちに食べさせる真似をしたり、おもちゃを見せてくれたり、片言で話しかけたり、と今の子はさすがに慣れたものです」。以前よりも頻繁に孫の顔が見られて、じぃじとばぁばも嬉しいのだとか。「デジタルツールを使いこなすことで、直接会えないストレスを緩和することができますね」。

 あらためて「家族仲よく」の大切さを思い知らされるこの度のコロナ禍。小さな子どもがいたり、高齢者がいればなおさら助け合うことが必要となります。家族が密にならざるを得ない今だからこそ、互いに感謝と思いやりを持って、大人同士の親子関係を築くことが必要となっているのではないでしょうか。

『ばぁばニッポン ―「ばぁば」の愛とパワーが日本を支える―』(主婦の友社)は、17名の「ばぁば」とその家族を取材。土屋アンナさんやモト冬樹さんファミリーも登場し、よそのお宅の親子孫関係や暮らしぶり、家族がうまくいくための工夫やアイディア、あらたまって聞けないばぁばのホンネなどを知ることができます。

 今年の母の日は5月10日(日)。ありがたみが一層身にしみる今、感謝を込めてプレゼントしてはいかがでしょう?

「今はなかなか会えませんが、ビデオ通話で毎日のように成長ぶりを見ています」と編集担当の依田氏と孫の大知くん。

この記事で紹介した書籍ほか