新型コロナで働き方改革が加速…「週末だけ起業」の副業スタイルが不安解消の大きなカギに!

ビジネス

公開日:2020/5/5

大人の週末起業

著:
出版社:
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
発売日:
『大人の週末起業』(藤井孝一/クロスメディア・パブリッシング:発行、インプレス:発売)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、くしくもかねてより掲げられていた「働き方改革」が進みつつある。企業によるテレワーク推進は代表的な例であるが、日々の通勤をせずに働けるとあり、以前よりも時間に余裕を感じている人も多いかもしれない。
 
 一方で、これからの経済の行く末には不安も残されている。働き方改革に関連して、私たちが選択肢として考えておきたいのは、「会社以外の収入源を持つ」という選択肢。書籍『大人の週末起業』(藤井孝一/クロスメディア・パブリッシング:発行、インプレス:発売)を読めば、副業への理解を深めることができるだろう。

副業としての“起業”にはさまざまなメリットが

 本書にある「週末起業」とは、平日は会社勤務しながらも、「在職中から、お金をかけず、低リスクで始める起業スタイル」を表す。本業として一から起業するよりも、以下のようなメリットがあるという。

(1)生活が危険にさらされない
 専業でビジネスを手がける経営者と異なり、サラリーマンの場合は基本的に月給が保証されている。副業が上手くいけば副収入を得られるのはもちろんのこと、副業の収入が本業を上回るようになれば、それを専業にできるという選択肢があるのも大きなメリットだ。

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(2)すぐ始められる
 会社を辞めてから起業しようとするには、おそらく周りの人への説得が必要になる。結婚していれば家族を説得するなどの労力と時間がかかるが、週末起業であれば、周りを巻き込むリスクも少ない。

(3)時間をかけられる
 専業で起業する場合は、ビジネスの成果が直接みずからの生活に関わってくる。さらに、軌道に乗せられるまでに数年かかるということも普通だ。途中で挫折し断念せざるをえなくなるというリスクもある。だが週末起業ならば、主な収入源が確保されているので、かえって大胆なことにも挑戦しやすい。

ビジネスのアイデアは“平凡”でもかまわない

 副業としての起業にはさまざまなメリットがあるとしても、実際、何をすればいいんだろう? と考えてしまう人たちは多いはずだ。どんなビジネスにするかという選択肢は無数にあるものの、そのひとつとして、著者は、特定の分野について「知識」「能力」「実績」を持つ専門家になることを提案する。

 言葉だけを聞くと一見尻込みしてしまいそうだが、その元になるのはあなたがこれまで積み重ねてきたみずからの経験やキャリアだ。それを整理するために、自分の強みや特技などを書き出すなどして、棚卸しをするのもひとつの準備手段だ。

 ビジネスのアイデア自体は、「平凡だ、普通だと思っていること」でもかまわないと本書は語る。もちろん仕事に限らず、趣味であってもビジネスにつなげられる可能性は大いに眠っている。

身近なダイエット経験で独立を果たした人も

 本書では、週末起業に取り組んだいろいろな人の実例も取り上げられている。例えば、現在は「ダイエットコーチ」として活躍しているKさんは、そのひとり。

 団体職員でシステムエンジニアをしていたKさんは、会社の健康診断でメタボと診断されたことをきっかけに、さまざまなダイエットに試行錯誤した経験があった。ときには失敗を重ねながらも、取り組み始めてから半年間で14kgの減量に成功。実体験を公開したところ、たくさんの人たちから「ノウハウを知りたい」という声が殺到して、ベストセラー本の出版を経て、やがては独立したという。

 刻一刻と世界の状況が変化している今。自分自身の生活や周囲の大切な人たちを守る意味でも、給与をもらう以外の「週末起業」という選択肢を、視野に入れておいて損はないはずだ。

文=カネコシュウヘイ

この記事で紹介した書籍ほか

大人の週末起業

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クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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