「あなたに料理はつくれない」――お客の素性を見抜いた店主がそう言い放った理由とは? 悩みに効く小説『マカン・マラン』

文芸・カルチャー

2020/5/30

『きまぐれな夜食カフェ マカン・マランみたび』(古内一絵/中央公論新社) 自分が彼らを傷つけたとしても、罰なんて当たらない。だって、私は不幸だもの。弱い者苛めをしているわけじゃない。私は、幸せそうな人をディスってるだけだもの――  健全とは言い難い言葉だけれど、真正面から糾弾することはできない。“持てる者”のように見... 続きを読む