中高6年分の英語を10日間でマスター! 109の法則を読めば、「英語ニガテ…」な人もやり直せる

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2020/6/6

『中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本』(長沢寿夫/明日香出版社)

 ここ最近、自宅で過ごす時間が増えている方は多いのではないだろうか。せっかくだから、改めて英語を勉強しようと思っても、どこから手をつけたらいいか分からないし、参考書は途中で飽きてしまって続かないことも。そんな方にオススメしたい勉強法がある。『中学・高校6年分の英語が10日間で身につく本』(長沢寿夫/明日香出版社)で紹介されている「長沢式英語」だ。

 著者は、英語を教えて35年以上の長沢寿夫氏。単なる知識の詰め込みや暗記ではなく、ユニークで分かりやすい解説をしてくれている。英語の文法を10のパートに分け、それぞれを1日で勉強すると、10日間で中学・高校の英語が身につく構成。文法のポイントを「法則」として紹介し、これが実に分かりやすい。

法則7:はっきりしないa(an)と法則8:はっきりしているthe

 英語と日本語の文法には、異なるところが多い。その代表的なものが、冠詞の「a」だ。日本語で話したり書いたりする時には使わないので、感覚的に習得するのが難しい部分だが、「はっきりしないものが1つある時には、a+名詞」と覚えておけば大丈夫。名詞が母音(あいうえお)で始まる時には、「an+名詞」となる。これに対して、定冠詞の「the」は、はっきりしている時に使用。「the+名詞(単数・複数)」で、特定のものを指す。

法則46:会話力がグンと上がるand、but、so

 日本語で話す時もそうだが、「接続詞」は会話の流れを示す大切な目印。英語の会話でも、単語をつなげることで、ある程度の内容は伝わるが、接続詞を使いこなせるようになると、会話の流れが明確になる。ここで紹介されているのは「and(そして)」「but(しかし)」「so(だから)」の3つ。

 例えば、以下のような箇条書きでも、言いたいことは分かるが、ギクシャクしていてスムーズではない。

My girlfriend plays tennis.(私のガールフレンドはテニスをします)
I don’t like playing tennis.(私はテニスをするのが好きではありません)
I don’t play tennis with her.(私は彼女とはテニスをしません)

 そこで、接続詞を使って文章をつなげてみると、自然な流れになる。

My girlfriend plays tennis. But I don’t like playing tennis. So I don’t play tennis with her.
私のガールフレンドはテニスをします。しかし、私はテニスをするのが好きではありません。だから、私は彼女とはテニスをしません。

法則68:否定疑問文は返答に注意

 英語の質問に対する返答を、相手が逆の意味で解釈してしまったことはないだろうか? それは、否定疑問文への返答のせいかもしれない。

Aren’t you busy?(あなたは忙しくないのですか)
Yes, I am.(いいえ、忙しいですよ)
No, I’m not.(はい、忙しくないですよ)

 返答部分の英語と日本語を見ると、「いいえ」なのに「Yes」? と混乱するかもしれない。というのも、英語では疑問文が肯定でも否定でも、「Yes」と言えば「忙しい」、「No」と言えば「忙しくない」という意味になるのだ。

 紹介されている法則は全部で109個と盛りだくさんだが、分かりやすい解説と練習問題がセットになっていて、楽しく勉強が進められそうだ。さらにうれしい特典として、本書の最後にある「質問券」を使うと、出版社経由で長沢氏に質問ができる。疑問点がなくなるまで丁寧にフォローしてくれるという、他の参考書では見たことのないサービスだ。

 自宅で過ごす時間のおともに、次に海外旅行や出張に行く時に備えて、または直近の仕事に役立てるべく、本書で楽しく英語をマスターしてみては?

文=松澤友子