最大の犯人は<貧困>――約7人に1人の子どもが貧困に喘ぐ日本での臓器売買をめぐる社会派医療ミステリー

文芸・カルチャー

2020/5/29

『カインの傲慢』(中山七里/KADOKAWA)  雑木林に埋められていた少年は、栄養失調状態で、しかも臓器が半分奪われていた――。中山七里さんの最新小説『カインの傲慢』(KADOKAWA)は貧困と臓器売買をテーマとした社会派サスペンスだ。  少年の体に遺されていたのは、縫合とも呼べないずさんな跡。傷口をふさぐのではな... 続きを読む