5本指ソックスに、アキレス腱伸ばしにも、思わぬ弊害が……!? 「骨ストレッチウォーキング」まずは自分の歩き方をチェック!

健康・美容

2020/5/31

歩く力 骨ストレッチ式ウォーキング

著:
出版社:
文藝春秋
発売日:
『歩く力 骨ストレッチ式ウォーキング』(松村卓/文藝春秋)

 運動が苦手でも、時間さえあれば気軽にできるウォーキング。だが、健康やダイエットが目的なのに〈“無駄な力”を使って体に負担をかけているので、疲労が蓄積して、なかなか疲れが抜けなかったり、節々に痛みが出たりする〉ことが多々あると、『歩く力 骨ストレッチ式ウォーキング』(文藝春秋)の著者・松村卓さんは言う。

 だが歩き方を正しく整えるだけで、体幹が鍛えられ、姿勢がよくなり、自然と体に良い効果をもたらす。そのために必要な、特別な技術なしで習得できる“骨ストレッチ式ウォーキング”をご紹介しよう。

まずは自分の歩き方をチェック!

 著者いわく、多くの人が、たった20メートル歩いただけで体の柔軟性を低下させてしまうという。理由は、「体よりも先に足を前に出して歩いている」から。「重い胴体(体幹)が先に前に出て、あとから足が追いついてくる」のが本来なのに、足の筋肉だけで胴体を運ぼうとするせいで、股関節や膝関節に負担をかけてしまうのだ。

 改善するために、まず【Tと書いた紙を2枚用意して床に並べて】みよう。両足を肩幅にひらき、くるぶしをT字の横のライン、中指を縦のラインを重ねるようにして、力を抜いてまっすぐ立つ。この“ダブルT”の姿勢で立つだけで、体の重心点がこれまでと違うのを感じるはずだ。そうして、今度は、両足の中指のラインを意識しながら前に進むと、自然と前傾姿勢になるはず。まずはこの基本姿勢をマスターしてみよう。





骨ストレッチで体幹をゆるめ、疲れない体を手に入れる

 激しい筋トレをしなくても、疲れず心地よく動ける身体を手に入れられる。そのために著者が考案したのが“骨ストレッチ”。

 そのひとつが「手のひら返し」だ。両手のひらを上に向け、腕を前に出して肘を90度に曲げる。そして手のひらをひっくり返して、下に向ける。「たったそれだけ!?」と疑うほど簡単な動きだが、これによって肩の余計な力が抜けて、腕と体幹が連動するようになるという。

 ほかにも転倒予防の「手のひら返し脚上げ」、インナーマッスルを刺激する「大腰筋ほぐし」などさまざま本書で紹介するが、難易度はどれも変わらず、運動が苦手な人でも、テレビを見ながらでもできるものばかり。それが肩こり解消やアンチエイジングにもつながるというから、驚きだ。



5本指ソックスは履かないほうがいい!? 足を正しくケアしよう

 長時間立つなら、畳の上とふかふかの絨毯の上、どちらが体への負担が少ないか? 答えは、畳。ふかふか絨毯は安定がよくないために、無意識に無駄な力を脛やふくらはぎにこめてしまうのだ。だから、靴にクッション性の高いインソールを入れるのも考えもの。安定した足場をつくるために必要な土踏まずのアーチをつぶしてしまう可能性も。血行促進など健康にいいとされている5本指ソックスも、指の根本までぎゅっと履いてしまうせいで、浮足になりやすく、結果としてバランスを崩しやすくなるという。さらに「アキレス腱伸ばし」にも弊害が……。よかれと思って体を不調に導くことがないように、本書を読んで正しいストレッチやケア方法を学んでみよう。

文=立花もも

この記事で紹介した書籍ほか

歩く力 骨ストレッチ式ウォーキング

著:
出版社:
文藝春秋
発売日:
ISBN:
9784163912066