自分の人生と重ねて読まずにはいられない! 青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』――町のコミュニティセンターで、司書との出会いがもたらすものとは?

レビュー

「何をお探し?」と問いかける、不思議に安定感のある声の主の風貌は、首と顎に境目がなく、穴で冬ごもりしている熊のよう。ひっつめた髪のてっぺんには、かんざしを挿したお団子が載っている。それが小町さゆりさ…

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