父親から性的虐待を受ける少女を救った往年のロックスター…妄想と救済の美しい純文学作品《第164回芥川賞候補作》

レビュー

『コンジュジ』(木崎みつ子/集英社) 「うつし世はゆめ夜の夢こそまこと」という言葉を思い出した。私たちが現実と思い込んでいるものは夢であり、夜にみる夢や妄想の世界が現実。夢や妄想の怪しい世界にこそ、私…

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