吉原に暮らす少年少女の淡い恋物語――樋口一葉『たけくらべ』

文芸・カルチャー

2018/7/4

『にごりえ・たけくらべ (新潮文庫)』(樋口一葉/新潮社)  吉原に住む14歳の勝気でおてんばな少女美登利(みどり)は遊女の姉を持ち、自身もゆくゆくは遊女となることが決まっている。弟分のような存在の正太郎という少年とよく遊んでいた美登利だが、心の中では寺の息子である信如(のぶゆき)のことが気になっていた。  運動会の... 続きを読む