ゲイである自分とは、一体何者なのか――三島由紀夫『仮面の告白』

文芸・カルチャー

2018/11/11

『仮面の告白 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)  生まれつき肌が白く病弱な“私”は、祖母に溺愛され、女の子のように育てられた。幼少期、汚れた青年の下半身の膨らみを見て、また、彼の仕事を想像し、「私が彼になりたい、彼でありたい」と、胸をざわつかせる。  13歳になった私は、裸の青年が痛々しく縛られた殉教図、グイド・... 続きを読む