知らない人が多い!? お客様を誘導するときに前後どちらを歩くのが正解? 【愛され社会人の新常識】連載第3回

ビジネス

2019/1/9

『ビジネスマナーの解剖図鑑』(北條久美子/エクスナレッジ)

「ビジネスマナー」は表面的、儀礼的なものというイメージを持っていないだろうか。あるいは、自分はそれくらいのことはもう知識として理解しているよ、という人もいるかもしれない。

 でも、マナーとはそもそも人がお互いに“気持ちよく”過ごすためのツール。相手の心を動かして、自分も気分がよくなれば、一挙両得だ。この連載では『ビジネスマナーの解剖図鑑』(北條久美子/エクスナレッジ)から、あなたが社会人として“もっと愛される”ための秘訣をいくつかご紹介していきたい。どれも現場ですぐ活用できるコツなので、あなたをより魅力的に演出してくれる心強い特効薬になるはずだ。

■実は間違っている人も多い、ご案内とお見送りのマナー(本書44~45ページ)

 年始のご挨拶などで来訪者が多いシーズンだ。お客様を受付から会議室などへ誘導するのは“簡単な仕事”だと思われがちだが、実はその印象次第で「気持ちのよい会社だな」と取引先に評価してもらえるかどうかの重要任務でもある。

 たとえばエレベーターの扉や部屋のドアをおさえるとき、あるいはお客様と一緒に階段を上るときに、前を歩くか後ろから付いていくか、悩んだことはないだろうか? 重要なのは、お客様にどうしたらいいかを“迷わせない”こと。ちょっとした気遣いを通して、相手に好印象を与えるコツを覚えておきたい。

『ビジネスマナーの解剖図鑑』(北條久美子/エクスナレッジ)44ページ

『ビジネスマナーの解剖図鑑』(北條久美子/エクスナレッジ)45ページ

 長くても数分しかない案内経路で、立て板に水のように雑談に花を咲かせる必要はないだろうが、「では、会議室までご案内します」のようにこれからどこへ向かうのか、何をするのかを明確に伝えることも、案内するうえでの大切なポイントだ。

 本書では、挨拶の仕方といった社会人の基礎情報から、接待や雑談の仕切り方まで、いろいろなシチュエーションで役立つマナーの秘訣を、やさしく解説してくれる。どの項もイラストで要点をおさえているのでわかりやすく、自分の会社にもいそうな登場人物たちが例になって教えてくれるから、堅苦しいと思っていたビジネスマナーでも頭にも入りやすく身にもつきやすいと感じるだろう。本書を片手に、新年のスタートダッシュに賭けてみるのはどうだろうか。

文=田坂文