意中の人と初デート! 席はどう並びのが効果的? /Mr.マリックの『超魔術の裏技術』⑦

ビジネス

2019/9/15

超魔術の裏技術 - 誰の心でも誘導できる -

著:
出版社:
ワニブックス
発売日:

ハンドパワーの正体は「プレゼン力」だった!?
Mr.マリックが実演販売員時代から長年培ってきたコミュニケーションの裏技術をみっちり伝授。これを身につければ誰の心でも誘導できるようになる。
あなたの人間関係やビジネス、キャリアが激変すること間違いなし!

『超魔術の裏技術』(Mr.マリック/ワニブックス)

対話 告白 接客 に使える超魔術【1対1のコミュニケーション】

■声の強弱の重要性

 マジックでは、現象が起こる前に、一瞬動きを止めます。
「ん? 何が起きるの⁉」
 と一瞬思わせ、覚悟や期待を一瞬で高めて、現象を見せます。これは話術においても同じです。大切なことを言う前に、声を小さくするのです。

 話が下手な人の特徴は、声に強弱がなくて平坦だということです。楽器と似ています。初心者は間違えないように弾くことで精一杯ですから、ずっと同じタッチ、同じ音量ですね。うまい人ほど強弱があって、メリハリがある。だから、うまい演奏は引き込まれるのです。

 私は基本的に静かに話します。ただ、声を大きくするポイントは要所要所にあります。登場と退場の際は、小さな声ではいけません。最初と最後は大きな声が必要です。「こんにちは」と現れ「ありがとうございました」と去る。挨拶と感謝ははっきりと大きな声ですべきです。

 もうひとつ大きな声が必要なのは、話の中の肝、最も伝えたい重要な部分です。一番伝えたい、大切な部分は大きめの声でアピールすべきです。

 怒った表情と笑った表情は落差がありますね。声にも表情を持たせるのです。
 聞き手も「ああ、ここが大事なポイントなんだな。一番伝えたい部分なんだな」とわかってくれます。

 逆に言えば、大事な部分以外は、静かに話したほうがいい。ずっと大きな声、小さな声を続けていては強弱がありません。静かな声で話し続けてきたから、少しボリュームを上げるだけで、重要さが伝わります。

 整理しましょう。最初と最後と重要部分。声を大きくするのはこの3つだけです。あとは静かに穏やかに話しましょう。

 とはいえ、これは相当難しい芸当です。豊富な経験と心の余裕がないとできません。自信がないと声は小さいままですし、アピールしたくて仕方がないとずっと声を張ってしまう。暗記してきたことを間違えないように話すことで精一杯だと、ずっと同じ声量です。

 声量のコントロールはかなり難しい高等テクニックですから、焦りは禁物です。まずは口をはっきり動かすことから始めてみましょう。大きな声を出さなくても、口をはっきり動かすとよく通る声が出るようになります。その際、音節のひとつひとつをはっきり発音してみてください。

 そして速く喋りすぎないことです。かといって、ゆっくり過ぎても喋りが平坦になってしまいます。この説明は難しいですね。人が快適に感じる適正スピードは、場数を踏むしかありません。

■「間合い」の極意

「今日はどんなものをお探しでしょうか?」
 洋服を買いに行くと、すぐに駆けつけてくる店員さんがいますよね。私はそんな風に来られると、すぐに退散します。どんなものがあるかなぁと探しに来たわけです。それをいきなり「探し物は何ですか?」と売る気満々でガツガツ来られたら、逃げたくもなります。

 まだ何の心の準備もできていないのに、いきなり土足で踏み込んでくるような態度。私は大嫌いです。お客様が何を望んでいるかがわかっていないから、こういう接客になるのです。

 人間と人間は距離感、つまり間合いがすべてです。近づき方、入り方、接点の持ち方。これがすべてです。どうすればいいか?

 とにかく威圧感を与えないこと。真正面にどんと立たれたらどうですか? 威圧感を感じますよね。されて嫌なことはしない。当たり前のことです。

 真正面は敵対の構図です。相手に攻撃の意志と緊張感を与えてしまうのです。あなたにそのつもりがなくても、構図がそうなのです。

 スペースの都合上、どうしても向かい合わなければならない場合は、真正面を避けて、少し横へずれてください。

 たとえば、会社の上司や同僚後輩たちとの立ち話では、斜め前に静かに立ってみましょう。それだけでも相手に与える印象が違います。

 意中の人と食事に行く際もそうです。どのくらい親密なのかにもよりますが、テーブルを挟んで向かい合う構図は出来れば避けたほうがいいでしょう。カウンターで隣り合うのがベストです。真横はお互いに一番リラックスできる形なのです。相手にジロジロ顔を見られる心配もないし、前日にうっかりニンニク料理を食べてしまって口臭が気になっていても、息を相手に向かって吐かずに済みます。相手の目をずっと見続けるのは良くないですから、それも避けられる。隣にいて、たまに目を合わせるのがお互いに気が楽ですし、効果的です。

 また隣同士というのは“並んで同じ方向を見つめている”という構図ですよね。ですから“同士”感が深まりやすいのです。意中の人だけではなく、友達と隣り合えば友情も深まりますし、仕事仲間や上司と隣り合えば、より打ち解け合い、結束も高まりやすくなります。


【次回に続く!】

この記事で紹介した書籍ほか

超魔術の裏技術 - 誰の心でも誘導できる -

著:
出版社:
ワニブックス
発売日:
ISBN:
9784847098246